これまた
「そうきたか!」なミラクルと笑いが最高!
「イエスタデイ」78点★★★★
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イギリスの小さな海辺の町に暮らす
シンガーソングライターのジャック(ヒメーシュ・パテル)。
幼なじみでマネージャーをしてくれている
エリー(リリー・ジェームズ)のサポートもむなしく
街角で自作の歌を演奏するも
常に反応はイマイチ。
「いい加減、ミュージシャンの道は諦めよう」――
そう決断したその日、
ジャックは交通事故に遭ってしまう。
昏睡状態から目を覚ました彼に
驚きの出来事が待っていた。
なんと、自分以外の誰もが
あの「〇〇〇〇〇」を知らないというのだ――?!
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「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督×
「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス脚本。
いやあ、いつもどおり
内容を何も知らずに観たのですが
最高でした(笑)!
「そうきたか!」なミラクルと笑いを堪能していただけると思うので
ぜひ予備知識ナシで観てほしい!
のですが、
それでもちょっとは知りたいよね(笑)
という方に。
曲もルックスもサエないシンガーソングライターの主人公ジャック。
いい加減、音楽なんて夢を諦めよう!――と決断した矢先、
ある出来事で、ジャックは昏睡状態に。
なんとか目を覚ましたジャックだが
その世界は、いままでとちょっと違っていた。
なぜかビートルズがこの世に存在しないことになっているのだ!!
まずこの設定がおもしろすぎませんか(笑)
何も知らないジャックが
なにげに「イエスタデイ」を口ずさむと
聴いていた友人たちが
「――ちょっと、なに?その曲? いつそんなの作ったの?
めちゃくちゃいいんだけど?!」と、目を潤ませる。
「はあ?からかってんでしょ?ビートルズでしょ?」と言っても
「ビートルズ? なにソレ?」って逆ギレされる(笑)
で、家のパソコンでジャックが「ビートルズ」をググると
「甲虫。カブトムシ」とか出る(笑)
ちょっとちょっと?どうなってんの?と
「現状認識」するまでのジャックの様子がおかしいw
で、ジャックは
後ろめたさにビクビクしつつも
うろ覚えだったビートルズの曲を必死に再現し、
仕方なしに「自分の作品だ」といって発表し始める。
すると
なんとエド・シーラン(本人出演!笑)から
「すごい曲だ!ちょっとオレの前座に出ないか」と連絡が――?!
という展開。
いや~おもしろい話を考えるもんです。
「あり得ない!」というミラクルを、意気揚々と描き
これぞ映画のおもしろさ!と突きつけられた感じで
めちゃくちゃ笑ってしまいました。
主人公ジャック同様に、
「いつ、自分のオリジナルじゃないとバレるのか?」にビクビクしながらも
ビートルズの名曲の数々をたっぷり堪能し、
すべての人に
「初めてビートルズに出会った」そのフレッシュな気持ちをもう一度
思い出させてくれるんじゃないかなと思う。
それにね、この世界にないのは実はビートルズだけじゃないんですよ。
誰もが知る、あのコ〇コーラも
魔法使い「ハリー・〇〇ター」もない!
これって、どんな取捨選択後のパラレルワールドなの!と
笑いが止まりませんでした(笑)
★10/11(金)から全国で公開。
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