
これはかなり意外に
面白かったす。

「カラスの親指」73点★★★★




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タケ(阿部寛)とテツ(村上ショージ)は
プロの詐欺師。



二人はアパートで一緒に暮らしながら
コンビとして仕事をしている。
だが、そんな二人のアパートが
不審火に合う。


タケはある過去を背負い、
それに追われているのだ――。

そんなある日、
二人はスリがバレて追われた少女を助けてやる。
少女はまひろ(能年玲奈)と名乗り

なぜか姉(石原さとみ)とその彼氏(小柳友)とともに
二人の家に居候することに――?!

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まず何が意外だったかというと
予告編をみて、もっとおかしなノリのドタバタかと思ってたから。

違った。

想像以上に村上ショージ氏がいいし


「長い」「長い」という評判ばかり聞いていたけど
意外に2時間40分あっという間。

全てに単刀直入で
まわりくどさや引き延ばしもなく、
この時間配分は納得できました。

詐欺師の話だけど
犯罪モノというにはゆるやかで、ほの笑いがあり

騙しのスリルや面白みもあり、
血は出ないけど、しかし怖さもあり
なかなか巧妙です。

まあ
一番よかったのは
男同士の凸凹バディ話だからかもしれない。


兄弟でも親戚でも恋人でもない(!)
阿部寛と村上ショージが
一緒に暮らし、“家族”となる。

そこに
これまた他人の娘たちやその彼氏が加わる。



ワシ、こういう
利益も血も関係ない
疑似家族の“つながり”みたいなのに弱いんだよねー。
一人っ子だからでしょうかねー。

村上ショージ氏の
借りてきたネコみたいな棒読みセリフが

ちゃんと活きる設定にしてあったり、
音楽を全然使わない手法も面白い。
捨て猫の悲劇フラグは少々辛いけど
まあ、これはガマンして見れば、最終的にセーフ。
ただ
このラストが気に入らない人もいるだろうなと思う。

確かに、少々「え?」な仕掛けだったりするけれど
これもフィクションのおもしろさ、と
考えればクリアじゃないかな。
ワシは好きでした。

★11/23(金・祝)から全国で公開。
「カラスの親指」公式サイト
2時間40分だから気合入れてトイレ済ませましたが、あら不思議~、長すぎることはなかった。
2段落ちの後半はなくてもそれなりに終わるけれども、やはりスッキリしました。
私の想像を超えた面もあり、ほ~そうかそうかと納得。
村上ショージを芸能人名鑑かなにかで選んだこの監督のセンスはすごいと思います。
イケ面長身の阿部寛とずんぐりむっくりの村上ショージの対比も似合ってるわ~。
友君もさとみちゃんも新味出したし、能年ちゃんはブレイク間近の勢いがあったです。グッモーエビアンのお嬢ちゃんとはいいライバルになるのでは。(ふみちゃんは路線が違うけど...)
評価 大作ではないが、こんな小品こそお勧め。あと、タンメン食べたくなった。
まずまず満足でしたか。
よかった。
石原さとみは誰だか全然わからず観ていました(笑)
「きゃりーぱみゅぱみゅ?・・・じゃないよね?」とか
(マジです)
あの髪型と、ぽやんとした感じが新鮮だった。
能年さんという方はとても魅力的。
確かに
「グッモー」の主演の子も可愛かった。
女の子チェックさすがですね。
ワンポイントアドバイスです。
冒頭のユースケ・サンタマリアさんの乗りはまさしくコーチ屋です。昔の地方競馬場にはいっぱいいました。
つまり、このエピソードは詐欺は偶然に行われるものではなく、用意周到になされるものであると予告しているようなものです。
それだけに、最後の「落ち」でいかに用意周到に準備されていたかがわかるのですね。
でも、知らなくても十分楽しめますね
なるほど~。
確かに用意周到。
それを「うそお」と思うこと事態が
もう引っかかってる、ってことだ、と。
その筋をなんも知らなくても
やっぱりなかなか
面白いすねえ。