ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬

2012-01-19 23:06:36 | さ行

Mr.ビーンも
渋みを増したなア(ほめ言葉っす。笑)

「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」69点★★★☆

Mr.ビーンで知られる
ローワン・アトキンソンのスパイコメディです。


英諜報機関MI7の敏腕(?)スパイ、
ジョニー・イングリッシュ(ローワン・アトキンソン)は

8年前、あるヘマをしてから
チベットの僧院に引きこもり、スパイ活動から遠ざかっていた。

そんなとき、MI7から新たなミッションが。

それは英中首相会談にくる予定の
中国首相の暗殺計画を阻止せよ、というもの。

イングリッシュは
新人捜査員タッカー(ダニエル・カルーヤ)を相棒に
久々の任務に張り切って挑むのだが――?!


前作「ジョニー・イングリッシュ」(03年)から
8年ぶりのスパイ映画。

アトキンソン独特の変わらないベタ芸が
妙に懐かしかったりします(笑)。

で、もちろんコメディなんだけど、これが
結構真剣に「スパイ映画」してる。

キャストも演出もけっこうマジだし、

なによりアトキンソン自身が
だいぶ渋味を増したというか、
笑いが少し落ち着き、スマートさが出てる。

Mr.ビーンのころはと違い、
製作や脚本もタッチしてないようだし、
監督にだいぶ任せているんでしょうかね。
そこが良いあんばいになっております。


ジョニー・イングリッシュが
「もう若くはないから、知恵を使うんだ」と
アクションを微妙に回避しながら
犯人を追いつめたりする、
その余裕綽々ぶりが逆に笑えたり(笑)

ただ、ちょっとネタがしつこいところは
相変わらずかなア(失笑)。


あ、でもですね、
これ、最大級の賛辞だと思うんですが、
マジな顔したアトキンソンが時々
ジョージ・クルーニーに見えました。
すこーしだけ、ね(笑)

★2/21(土)から有楽町スバル座ほか全国で公開。

「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」公式サイト

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