ワシ、このビジュアルをみて、まず
「お父さんと伊藤さん」が恋人同士なのかと思った（笑）
「お父さんと伊藤さん」７１点★★★★
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34歳の彩（上野樹里）は
バイト先のコンビニで
54歳の伊藤さん（リリー・フランキー）と出会い
都心から少し離れた小さなアパートで
一緒に暮らすようになる。
ささやかに、のんびりと
穏やかな日々だったが
ある日そこに
彩の父（藤竜也）が転がり込んできた。
気むずかしい父と伊藤さんとの関係に
ヒヤヒヤする彩だったが――。
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タナダユキ監督作品。
年代バラバラの三人が
「一体、どういう関係なんだ？」と思わせるところが
まずおもしろいですな。
さらに
ゆるコメディ×人間ドラマで
まとめられそうな題材なんだけど
なんとなく映画全体に
メロウな感じというのか、
哀愁があるというのか、ブルースっぽさがあるというか、
ハードボイルドさが漂うというか。
そこがちょっと意外で、おもしろい。
まず
タナダ監督のヒロインは、ブスッと愛想がないし（笑）
舞台にも高円寺、阿佐ヶ谷を通り過ぎた
どこか中央線沿っぽいムードがあり、
さりげなく「謎」が多い点も
ハードボイルドな印象なのかな。
リリー・フランキー氏も安定の演技だし
藤竜也氏演じるお父さんは
偏屈で、面倒だけど
好きになれるキャラクター。
見終わると
お父さんの「～だナ」が口ぐせがうつっちゃうんだナ。
★10/8(土）から新宿バルト９ほか全国で公開。
「お父さんと伊藤さん」公式サイト
