我孫子市では、福島第一原子力発電所の事故に伴う放射能汚染について、これまで放射線量の測定や線量低減策等の対策を実施してきましたが、9月以降に実施する新たな取り組みも含めた今後の放射能対策に関する基本的な考え方を8月22日に策定いたしました。
基本的な考え方に基づき、今後も引き続き放射能対策を進めてまいります。
☆放射能対策に関する我孫子市の基本的な考え方 (平成23年8月22日策定)
福島第一原子力発電所の事故に伴い放出された放射性物質によって、約200キロメートル離れた我孫子市でも放射能汚染が確認されています。
市で実施した放射線量の測定から、一部地域で相対的に高い数値が測定されていますが、この値については7月8日の東葛地区放射線量対策協議会において、有識者から「新たな放射性物質の降下が発生している状況はなく、東葛地区の空間線量では外部被ばくによる発がんの有意な増加は考えられない」と評価されています。
しかしながら、国際放射線防護委員会(ICRP)の掲げている「合理的に達成できる限り放射線量を低減すべき」という考え方を尊重し、子どもたちをはじめ市民の皆さんが受ける放射線量を少なくするための対策を引き続き行う必要があると考えています。
そのため、市では文部科学省から示された学校等における管理基準である年間の積算放射線量1ミリシーベルト以下をめざし、小学校、中学校、保育園、幼稚園、公園などの放射線量の測定を引き続き実施していくとともに、相対的に放射線量の高い施設においては線量低減策に引き続き取り組んでいきます。
【空間放射線量の調査】
・市内13施設における定点測定を1週間に1度行い、放射線量の変動を引き続き監視します。
・定点測定以外の小学校、中学校、保育園、幼稚園、主要な公園においては2週間に1度行っている測定を継続します。
・自治会からの要望に応じて、市職員による放射線量の測定を行います。
【積算放射線量の調査】
・9月以降すべての小学校、中学校、保育園、幼稚園で子どもの生活実態に合わせて24時間の積算線量を測定し、子どもが実際に受ける年間の放射線量を推計し公表します。
そして、そのためのあらゆる部署での放射線量の低減策をとりまとめていますが、この低減策については、後日に紹介したいと思います。
次に話題を替えます。
「地球のステージ」とはなんのことかわかりますか?主催者の松戸市によると地球のステージとは「紛争、災害、貧困の子供たちに映像と音楽で近づこう」というコンサートステージのことだそうです。
貧困と紛争の地で明るくたくましく生きる子供たちの姿を、世界を巡り医療ボランティアを続ける桑山紀彦氏が伝えます。では、平和の集い「地球のステージ4」について、以下に紹介します。
開催日時 平成23年10月8日(土)
<開場>12時30分
<開演>13時00分
<終演>15時30分
開催場所 松戸市民劇場 ※ホール
出 演 NPO法人地球のステージ 桑山 紀彦 氏
対 象 どなたでも
定 員 先着300名(申込み予約順)
費 用 無料
※手話通訳あり
申込み方法 電話/FAX/電子メール いずれかにて、
松戸市総務企画本部 総務課(総務担当)まで申込み下さい。
※ (1)件名「地球のステージ申込み」 (2)氏名 (3)参加人数
(4)住所(5)連絡先 以上5点をご連絡下さい。
電話:047-366-7305
FAX :047-363-3200
メールアドレス:mcsoumu@city.matsudo.chiba.jp
問い合せ 部署名:松戸市総務企画本部 総務課
電話番号:047-366-7305
ファックス番号:047-363-3200
最後に桑山 紀彦 氏の簡単なプロフィールを。
精神科医。NPO法人地球のステージ代表理事
世界放浪の旅をきっかけに、50ヶ国以上で国際医療活動を行うとともに、行く先々で体験した数々の出会いを伝える。AMDA(アジア医師連絡協議会)、JEN(日本緊急救)、NICCO(日本国際民間協力会)に所属