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原発30キロ 義援金配分で割れる南相馬とおおいちょうで知られる法林寺の妖怪展

2011-08-08 | その他
東日本大震災の被災地への義援金の配分が、自治体の機能が完全に回復していない等の理由で遅々と進まないとマスコミ等の報道では知っていたが、そのほかにも義援金配分でもめているらしい。そのひとつが南相馬での原発30キロ圏内と圏外の被災住民への同額の金額の義援金配分に対する圏内/「悪平等だ」と/圏外「不安同じ」の意見の対立らしい。
では、以下に産経新聞の8月7日号から以下に引用し、紹介します。
東日本大震災で原発事故や津波被害を受けた福島県南相馬市で、7月末に始まった義援金の第2次配分をめぐり、住民間の不和が深刻化している。原因は、原発事故の避難区域外である「原発から30キロ圏外」の世帯にも義援金が配分されたことだ。避難区域の住民らは「本当に困っている人への配分が減る悪平等だ」と主張。一方、30キロ圏外の住民は「原発被害は線引きできず、平等が望ましい」と訴える。どちらにも“理”があるだけに、事態は深刻だ。
南相馬市は7月30日、国と県の義援金の第2次配分(約160億円・配分方法は自治体判断)の概要を発表した。警戒区域・計画的避難区域・特定避難勧奨地点・自宅全壊の世帯は1人当たり30万円(各項目は重複せず)▽住家半壊の世帯は同25万円▽緊急時避難準備区域の世帯は同22万円▽これ以外の世帯は同20万円-などとなった。
30キロ圏外に自宅があり、かつ自宅が損壊していない世帯には、1人当たり20万円が配分されることになる。20万円という額は、周辺の自治体の同条件での配分額が2万円だったり、配分なしだったりするのに比べ“破格”とも言える額だ。
南相馬市の担当者は「原発事故当初、南相馬は全市で避難を行った経緯がある。このため30キロ圏外の住民を義援金の対象外としたり、大きく差をつけたりすることはできない」と説明する。
  ◆線引きできない
しかしこの配分について、30キロ圏内の住民の反応は手厳しい。担当者は「配分概要の発表から『なぜこんなに配分額が少ないのか』というお叱りの電話が鳴りやまない」と疲れた声で明かす。
30キロ圏内に住む自営業の男性(42)は「自宅を流されても独身なら30万円のみ。しかし30キロ圏外で自宅もある7人家族は140万円。どっちが本当に困っているかは明白」という。
主婦の女性(55)も「避難して仮設住宅などで暮らす人と、30キロ圏外で普通に暮らす人の差が小さい。30キロ圏外の世帯の配分を減らして、その分をそうした人に回した方がいい」と批判する。
一方で、30キロ圏外の住民側にも言い分はある。
主婦の女性(61)は「30キロ圏外の地域は、仮設住宅用の土地提供や避難区域の子供の受け入れなど行政に貢献している。それなのに(30キロ圏内では減免対象となる)国民健康保険税や介護保険料は免除されない。さらに東電の仮払い補償(1世帯100万円)も対象外だった」と指摘。「原発事故は30キロなどで線引きできず、健康への不安は同じ。このまま区別されるなら、地域を離れる人が増えてしまう」と訴えた。
こうした思いは30キロ圏外の多くの住民から聞こえてくる。
 ◆3つに再分断
南相馬市は平成18年に3市町の合併で誕生した。しかし原発事故で、旧3市町の境界をなぞるように20キロ圏内、20~30キロ圏、30キロ圏外へと“再分断”された。
桜井勝延市長(55)は震災後、「南相馬は一つ」と強調してきたが、裏を返せば、そう強調する必要があるほど「市民の一体感はまだ未熟だった。そのことも不和の背景にある」(市政関係者)とされる。
同市の20~30キロ圏で会社を経営する男性(50)は「今は市民が一体となって政府や東電と対決すべき時期なのに…」と心を痛めている。

次に話題を替えて、おおいちょうで知られる法林寺の妖怪展について以下に紹介します。
法林寺は慶安3年(1650年)10月、法印海珠和尚により開山されました。江戸時代は東葛飾郡新川村(現流山市)の西円寺の門徒寺でした。また、享和3年(1803年)の「村明細帳」には、香取大明神宮・不二大権現宮を支配していたと記されています。本尊は不動明王です。
この法林寺の境内には、柏市内最大の樹木である「法林寺の大銀杏」がそびえています。康応年代(1389年頃)越後の比丘尼が托鉢の途中、名戸ヶ谷の里を訪れ、この寺に一夜の宿を求めました。寺では一室を与えてもてなしたところ、翌朝出立の時、比丘尼は「何のお礼もできないが」と、いちょうの実を取り出し、「この実をまくように」と言って立ち去りました。この実が育ち、高さ30メートル、根本の太さが周囲14メートル以上に達する樹に育ちました。また、このあたり一帯が大飢饉に見舞われ、村に食べる物がなくなった時、村人はこの銀杏の実で飢えをしのいだという話も伝わっています。
では、以下に妖怪展を紹介します。
開催期間     平成23年8月11日(木)~16日(火)
開催場所     瑞雲山獎覚院法林寺(写真)
※柏市名ヶ谷1046 
問い合せ     電話 04-7166-6367(午前9時 ~ 午後5時)
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