布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

野鳥公園と言う名がつく公園があった!

2007-06-19 | その他
柏市の市の鳥は、尾長鳥(オナガドリ)らしい。家の庭に来ては、夏はびわ、秋は柿やみかんを食い荒らす。小鳥は、ただ、観ている分にはかわいいが、えさ場にされている家にとっては、厳しいものがある。実を食べることは、腹はたたないが、その食べかすをあたり一面に食い散らかす。この掃除には、正直、閉口するのである。
さて、我孫子には市立の鳥の博物館があり、また、山階鳥類研究所もあり、鳥のまちで有名である。では、柏市内にはーーーー。そうした鳥の専門施設はないが、市内で唯一といってよいのかなー、野鳥公園という名前のついている公園が市内の高田にある。それは、高田野鳥公園といい、柏駅西口から市内循環バスに乗り、「高田野鳥公園入口」で下車して、すぐのところにあります。近くには、昔の北柏ダイエイー跡やその先には熊野神社があり、更に裏側にはある自動車教習所の駐車場もある。
しかし、行って見てびっくり。全て写真のように金網で囲まれ、フエンスの上に登れないようには有刺鉄線までが張ってある。しかも、ご丁寧に中には入れません、外から観てくださいの看板があっちこっちにある。これが、野鳥公園かと正直思ってしまう。この野鳥公園の隣の住宅地は昔、市の外郭団体が開発したと聞いています。この公園は、斜面林から湧き出した泉を中心にした公園で、この湧水を高田野鳥公園湧水というそうです。
この公園は、水生植物や野鳥の観察研究のための自然公園で、市が管理し、一般には公開されていません。つまり、自由に中に入って野鳥の観察などをすることができないのです。では、どんな鳥がやってくるのですかねー。まだ、それをどう観察すればよいのでしょうか?
謳い文句には、公園の中に湧水が流れ込んでいる池があり、野鳥の楽天地で渡り鳥をはじめ、いろいろな鳥がやってくるというのですがーーー。また、金網の外からですが、湧水池を見ることが出来るということですが、今は、木の葉が覆い繁り、湧水を見つけることは出来ませんでした。多分、木の葉が枯れると、秋から冬にかけては見通しが良くなり、湧水がみえるかも。本当に、どの位の水量があるのでしょうかね。
ところで、ここの土地は一体誰のものなんでしょうかね。どうなっているのでしょうか。ちょっとしらべてみましたら、平成18年の柏市議会第2回定例議会の議事録に以下のカギカッコの中のようなことが書かれておりました。
「この高田の森は、柏市緑の基本計画で市を代表する広域の緑の拠点、高田生態拠点として位置づけられており、動植物の生息、生育の拠点となるよう既存の植生を保全し、自然性の高い緑地として整備することとしている。平成18年現在の状況は、市が既にため池部分の約2,700㎡を高田野鳥公園として用地取得している。また、このため池に隣接する国有地約6,400㎡のうち、18年度に3分の1は国の無償貸与を受け、残り3分の2を買い取ることで現在財務省と協議を進めているそうです。さらに、この用地に隣接する樹林地約3,000㎡については柏市土地開発公社が既に確保しており、これらを合わせれば約1.2ヘクタールの用地が確保されることとなる。このエリアに生息する植物のうち、貴重種はヤマトミクリやマイヅルテンナンショウなどが確認されており、これらはすべてため池と今年度取得予定の国有地の中に生息している。したがいまして、今年度内に貴重な植生の生息する土地の取得はすべて完了する予定であります。」と。
今は平成19年なので、現在どうなっているかについて、また、調べてみますが、17日の日曜日に行った時点では、具体的に目に見えて環境が変わった点はなかったようです。
コメント
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