布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

柏駅周辺への買い物客が減少

2007-06-02 | その他
柏市市役所から半径10キロ圏内に住む20才以上の女性7,310人を無作為に抽出して、柏市にどのくらい買い物に行くか等の調査した結果が、このほど発表された。
正式には平成18年度「柏市の商圏とその構造」についての報告書であるが、私の関心のあるところだけをピックアップして紹介します。
柏駅周辺への買い物頻度について訊ねたところ、増えたという人が17.3%に対し、減ったという人が41.4%となり、柏駅周辺の買い物頻度が減ってきているようです。ストリートパフォーマンスの促進、ウラカシの展開更には男の定食等々、なにがなんでも地盤沈下を食い止めようとしているが、南柏のイオンや柏の葉SC等の大型ショッピングセンター等への流れ込みを食い止め切れていない事実が浮び上がってきている。
なにせ、行かなくなった一番多い理由が、住まいの周辺に商業施設が出来た59%であり、また、他に魅力ある商業施設が出来たが30.7%等により、柏駅周辺に買い物に行かなくなったとのこと。
柏市への吸引率をみると、白井市、常総市、竜ヶ崎市、牛久市などからは10%以上の柏市へ来る買い物客は増えているが、松戸市と守谷市からの買い物客は減少。特に日常品の買い物率は、やはり松戸市と我孫子市が減少している。
この商圏調査は、昭和50年から始まり、今回で10回目だそうだが、全般にいえることは、柏の商圏としては、集客力は拡大しているが、柏駅周辺の集客力が減少しているということである。この駅前対策としては、商業機能の高度化・拡充化を目指すとしている。具体的には顧客にふさわしい専門性やこだわり、少子高齢化やファミリーユースへの対応、アメニティの向上などである。
このことが、ステモの増床等という店舗同士の競争の激化と新しい層の来柏者の獲得をねらった二番街通りへの新中央図書館誘致への動きとなってきている。
しかし、この店舗の生き残り競争は、柏駅前だけではなく、モラージュ柏等の郊外のSCにも及んできている。
モラージュ(写真)によると、ヤマダ電機側の駐車場に鉄筋作り地上二階建て(建設面積約1,600坪、延べ床面積約3,100坪)を平成20年3月までに建設するとのこと。あわせてロイヤルホームセンタ-の資材売り場に約100坪の屋根も設置するようである。これも、客足の減少に対する対抗策とのこと。
激化する一方の都市間競争だが、消費者にとって安くて近くて楽しい所がいっぱい増えるのが望ましいことにはかわりがない。
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