奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

パッションフルーツの花粉

2014-06-12 20:00:57 | 
パッションフルーツの花が咲き出してもう1ヶ月あまりになるが今でも毎日少しずつ新しく
花をつけている。





以前にも紹介したように毎日筆を使っておしべの花粉をめしべの先につけている
この作業を花が咲き始める昼ごろから夕方にかけて1日2、3回行っている




このとき咲いている花の花びらをむしりとって受粉させるのだが見落としのないよう
しっかりハウス中を見渡している
それでも翌日になるとしおれた花が結構残されている
夕方にかけてまだ花を咲かせているのだろう




自分が受粉させそこねた花はもう実がならないのかというとそうでもない
ハウスの中を飛び回っている蝶やハチなどいろんな虫たちが手伝ってくれている




この蝶はこのハウスの住民となっているらしく毎日目にする
こういった虫たちが蜜を求めて花から花へと飛び回っているのだ
この虫たちが受粉をさせるのが自然に近いのだろうが、どうしてもそれがうまくいく可能性は低くなってしまう




自分で受粉させた花にできた実は花びらをちぎっているのでガクの部分はきれいだ




それに対し虫が受粉させた実は花びらの残骸が実の上の部分に残っているのですぐわかる
見渡してみるとこのような実が結構たくさんある

で、ここからが本日の本題だ
大きな問題が発生した
このところく急にしゃみと鼻水がひどく出るようになってきたのだ
次から次へとでてくる水のような鼻汁、目もかゆくなってきた
これは奄美に来るまで長年悩まされ続けてきたスギ花粉症の症状と同じだ




考えられる犯人はパッションフルーツかトウモロコシだ
しかしトウモロコシは去年もおととしも作っていたがなんともなかったので、考えにくい
今年初めて登場したもので毎日山ほど浴びている花粉はパッションである
どんどん疑惑は深まっていく
限りなく黒に近いグレーだ




ショックだった
奄美に来てもっとも良かったことのひとつが、不快な花粉症の煩わしさから逃れられる
という点だったのに
しょうがないのでマスクをしながら暑いハウスの中で受粉作業を汗びっしょりになりながら
している
豊作を夢見て毎日せっせと花粉を筆でなぞっていたのに思わぬ落とし穴にはまりかけて
しまっている心境だ
でもここまできてパッションの栽培をやめるわけにもいかないし
悩ましいところだ

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