奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

日独親善

2017-04-22 15:13:49 | あーりーばーど滞在者の生活
久しぶりに海外からのお客さんが滞在した。



ドイツから芸術家の卵であるEvaさんが婚約者のPiurさんと奄美で大島紬の研究にやってきたのだ。
彼らはあーりーばーどに長期滞在して自炊生活を送った。
日本を初めて訪れる二人にとって目新しいことばかりの毎日だ。
ドイツ料理と日本料理をかわりばんこにそれぞれが夕食を作り、日独相互理解を深めることで合意に至った。



ドイツでの食事は毎日ソーセージとビールなのかと思っていたが決してそうではないと主張する
それではということで彼らが誇る郷土料理を作ってもらった
まずは豚肉を様々なハーブで味付けする
本当にたくさんの香料を使う凝った料理だ




肉に味をしみこませている間に小麦粉に卵を入れ、それを練ってなにやらうどん状のものを作り始めた




十分に光沢がでるまで練ったら沸騰したたっぷりのお湯の中にすべり落としていく
お国にはこのための道具があるらしいのだが日本の奄美ではまな板を使用する




うどんと何が違うのだろうか




ゆであがりはうどんというよりは喜多方ラーメンを思わせる
無性にラーメンが食べたくなった




そして骨付き豚肉をタマネギ、にんじんなどの野菜とともにコトコト煮詰める
ちなみににんじんは我が家の畑で採れた新鮮にんじんである
とても甘みが強い




ついに完成
料理の名前を聞いたがドイツ語なので忘れた
(ちなみに彼らの滞在中たくさんのドイツ語を教わったが、今覚えているのは乾杯の時の「ポウスト!」だけだ)
英語でいえばポーク&ヌードルなのだそうだ
彼らの国では料理に個々の名前をつけるよりは材料を並べることで表現するのだそうだ
「野菜とおあげの炊いたん」みたいな感じなのだろうか
するとこの料理の和訳は「豚とうどんの炊いたん」ということでいいのではないだろうか





本格的な料理で出来上がったのは何だかんだで夜10時くらいだった
でもおいしかった
ドイツは決してソーセージだけの国ではない!(ドイツのソーセージ食ったことないけど)
こんなおいしい料理もあるのだ
決して豪華な料理ではないがクリスマスなど特別な日に家族や友達とみんなで楽しむ人気メニューなのだそうだ
レタスだけの質実剛健なサラダもドイツらしくていい
あわよくばこの料理を覚えて、あーりーばーどのメニューに加えようかと目論み写真もたくさん撮ったのだが
Evaが残してくれたレシピというかズラーッと並んだ材料メモがドイツ語だったので諦めた




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