『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』を観てきました。
とにかく底抜けに楽しい映画です。
主役の腕白少年、花田一路(須賀健太)は、ずっとどこかで見たような気がしていました。富士フイルムの純情少年だけではなくて…。と考えていました。
突然思い出しました。『ALWAYS 三丁目の夕日」で吉岡秀隆と一緒に名演技をしていた淳之介だ!あのクリスマスに万年筆のプレゼントをもらって何とも言えない表情をした淳之介くんが、この映画では画面狭しと暴れまくります。恐るべき子役です。
子役が元気のいい映画はとにかく気持ちの良いものです。『ホテル・ハイビスカス』のおかっぱの女の子も実にパワフルだったし、『バーバー吉野』の吉野刈りの男の子たちも何とも言えませんでした。
この『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』も公開間がないのでできるだけストーリーに関するものは、触れないで感想を語りたいと思いますが、かすってしまったらごめんなさい。
オープニングの元気の良い登場はなかなかのものでした。冷蔵庫からブドウを取り出しくわえながら、テレビの映りが悪いと怒ってしまいます。テレビは画面の中央が歪んで見えてきます。この場面はどこかで見たなと思いました。そうです。リングの映画でも使われたやり方です。このあたりで、この家に悪霊がいるという設定になっているのかなとうがった読みをしていました。
テレビが映らないので素手で殴っていた主人公が、なかなか映らないのに業を煮やして近くにあったギターで殴りつけます。見事にギターは木っ端みじんに…。そのギターですが、ギブソン社のハミングバードなのです。コピーなのか本物なのか、ロゴを見ようとするのですがどうしても見えません。本物なら30万円くらいするから、その後で「母ちゃんの青春をこわしたー!」と怒る母ちゃん役の篠原涼子の怒りは、もっともだと思ってみていました。
この一路くんと母ちゃんのバトルが実に爽快です。隣で見ていた小学生集団が大喜びで歓声をあげていました。篠原涼子という女優は実に芸達者な女優になってきました。
家を飛び出した、一路くんはある事故をきかっけに幽霊が見え始めるというストーリーです。その後の展開はここで説明するとつまらなくなるので省略します。
親子愛や、友情その他ハートフルな場面が随所にあふれていました。ただ、途中の霊同士の闘いの場面は何となく興ざめの感じは否めません。原作がコミックということと、観客に親子で一緒という想定があったのかもしれません。そういう作りになっているようにも思います。
亡くなってしまう近所の老母役でもたいまさこさんが出てきます。これが実に存在感のある役なのです。もたいさんが出てくるだけで、空気が変わるような気がします。個人的には、日本の女優の中で大好きな女優の中の一人です。
一路くんの祖父役で上田耕一さんが出ています。この俳優さんも脇役専門で実に多芸振りを見せています。漁師役として出てきているのですが、実にはまり役です。無言で笑ったり泣いたりする場面が実にいいです。
舞台になっている広島県竹原市の風景もこの映画をソフトにしているように思います。
ストーリーや死生観についてはいろいろ無理なところや問題点があるように思いますが、楽しい時間を過ごしたい人は絶対観るべきだと思います。はちゃめちゃなストーリーの中に涙あり笑いあり。いい2時間です。
とにかく底抜けに楽しい映画です。
主役の腕白少年、花田一路(須賀健太)は、ずっとどこかで見たような気がしていました。富士フイルムの純情少年だけではなくて…。と考えていました。
突然思い出しました。『ALWAYS 三丁目の夕日」で吉岡秀隆と一緒に名演技をしていた淳之介だ!あのクリスマスに万年筆のプレゼントをもらって何とも言えない表情をした淳之介くんが、この映画では画面狭しと暴れまくります。恐るべき子役です。
子役が元気のいい映画はとにかく気持ちの良いものです。『ホテル・ハイビスカス』のおかっぱの女の子も実にパワフルだったし、『バーバー吉野』の吉野刈りの男の子たちも何とも言えませんでした。
この『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』も公開間がないのでできるだけストーリーに関するものは、触れないで感想を語りたいと思いますが、かすってしまったらごめんなさい。
オープニングの元気の良い登場はなかなかのものでした。冷蔵庫からブドウを取り出しくわえながら、テレビの映りが悪いと怒ってしまいます。テレビは画面の中央が歪んで見えてきます。この場面はどこかで見たなと思いました。そうです。リングの映画でも使われたやり方です。このあたりで、この家に悪霊がいるという設定になっているのかなとうがった読みをしていました。
テレビが映らないので素手で殴っていた主人公が、なかなか映らないのに業を煮やして近くにあったギターで殴りつけます。見事にギターは木っ端みじんに…。そのギターですが、ギブソン社のハミングバードなのです。コピーなのか本物なのか、ロゴを見ようとするのですがどうしても見えません。本物なら30万円くらいするから、その後で「母ちゃんの青春をこわしたー!」と怒る母ちゃん役の篠原涼子の怒りは、もっともだと思ってみていました。
この一路くんと母ちゃんのバトルが実に爽快です。隣で見ていた小学生集団が大喜びで歓声をあげていました。篠原涼子という女優は実に芸達者な女優になってきました。
家を飛び出した、一路くんはある事故をきかっけに幽霊が見え始めるというストーリーです。その後の展開はここで説明するとつまらなくなるので省略します。
親子愛や、友情その他ハートフルな場面が随所にあふれていました。ただ、途中の霊同士の闘いの場面は何となく興ざめの感じは否めません。原作がコミックということと、観客に親子で一緒という想定があったのかもしれません。そういう作りになっているようにも思います。
亡くなってしまう近所の老母役でもたいまさこさんが出てきます。これが実に存在感のある役なのです。もたいさんが出てくるだけで、空気が変わるような気がします。個人的には、日本の女優の中で大好きな女優の中の一人です。
一路くんの祖父役で上田耕一さんが出ています。この俳優さんも脇役専門で実に多芸振りを見せています。漁師役として出てきているのですが、実にはまり役です。無言で笑ったり泣いたりする場面が実にいいです。
舞台になっている広島県竹原市の風景もこの映画をソフトにしているように思います。
ストーリーや死生観についてはいろいろ無理なところや問題点があるように思いますが、楽しい時間を過ごしたい人は絶対観るべきだと思います。はちゃめちゃなストーリーの中に涙あり笑いあり。いい2時間です。
今回は当たりでした。
切なくて涙が・・・と思ったら急におかしい場面に移って・・。涙を流しながら大笑い・・・。こんな感情を体験したのも久しぶりでした。
観た後、すがすがしい気持ちになりました。
私、霊魂の存在を信じています。
本当かどうかはいいんです。
信じられるかどうかです・・。
そういう存在を信じて生きていくと
また違った見方や考え方ができてくるんだと今はそう感じています。
最近、行き詰まって身動きがとれなくなってしまった
できごとがありました。
そのときに自分を最後に救ってくれたのはやはり現実世界に存在する目に見えるものではなく、
目に見えない何か大きな力の存在でした。
不思議な体験もいろいろしました。
人との出会いや本、映画などの出会い・・これらの全てに、その出会う時とそれらの意味があることも知りました。
今回の映画では「人の怨念とはどういうでプロセスを経て解消されていくのか。」ということを学びました。その学びと同時に自分の身近な人と私が抱えていた怨念が一つ解消されたように感じ、人間関係に大きな変化が起こりました。
そんな不思議をたくさん経験していくと人生とても楽しいです。
また良い作品との出会いがそのタイミングで起こることを楽しみにしています。
ディランさんのコメントを見るまでは、幽霊の話と言うことでまったく興味がなかったのですが・・。ぼくは霊魂の存在をまったく信じていないので・・。
でも、これはよかったー。笑い、笑い、笑い。これがいいんですよね。そして泣けるんです。