映画「20世紀少年」を観てきました。
土曜日が公開だったのですが、会議が入っていたので日曜日の午前の部に行ってきました。
原作はすでに数年前に読んでいましたが、もう一度ストーリーを押さえたくて、昨日からまた読み返して、映画館に出かけました。
あの超大作(コミック22巻)をどういう仕上がりにしているのか楽しみでした。
すでに3部作で仕上げるということも予告しているので、この第1部はどこで終わるんだろう?
いろんな考えを巡らせていました。
オープニングは何と原作の通り、中学校の放送室から始まります。
お昼の放送に流していたポールモーリアの『エーゲ海の真珠』から始まります。
それを、無理矢理Tレックスの『20センチュリーボーイズ』に変えて放送するという原作をそのまま生かしたままスタートしました。
多少、時代の流れをアレンジしてあるにしても、ほとんど原作をそのまま表しているところが何ともすごい感じです。
映画でどうアレンジしているのか興味はあったけど、あまり原作をいじってほしくなかったことも事実です。それほど、原作は不気味でわくわくしてしまうものです。
登場人物たちは物語で象徴的に描かれている1970年の大阪万博の時に小学生という設定になっています。
…ということは私の少し後輩にあたります。
そこらへんが、大阪万博に関しての見方が異なるのかもしれません。
私はすでに中2でしたので、作り物的なパビリオンには少し引いてしまうところがありました。
もちろん「月の石」には少しだけ気持ちが動いたのは事実です。
1970年はベトナム戦争の報道がテレビから流れてくるし、エンタープライズ佐世保寄航の問題、もちろん70年安保はどうなるのか?など少しませた中学生には気になることがいっぱいあって、万博気分に踊らされるのは少し違うかな?と思っていました。でも、一番万博から気持ちを引かされたのは南春夫大先生の「こんにちは♪
こんにちは♪」で始まる気持ちの悪い歌のせいかもしれません。
でも、同じような時代を生きた空気のようなものは感じ取れます。
そういう意味では居心地のいい映画だったかもしれません。
原作を尊重するということは、キャスティングにもよく現れています。子役はよくあんなに似たような子どもを集めたもんだと感心してしまいます。
双子の凶暴なヤン坊マー坊は原作とうり二つです。
大人になってからの登場人物もまた似たような人間を集めてきています。
ただ、大人のキャスティングを見ているとこれからの登場人物の役の重さが想像できてしまう欠点があるように思います。
でも、魅力的な俳優をずらっと並べてスピーディーに流していくのは、何とも小気味よいものです。
私は原作を読んでから映画を観ましたが、映画を先に見てしまってしかも第1部しか見ていない人はこの映画をどう解釈するんだろう?そのあたりのところは未知数です。
ベースにはカルト宗教、ファシズムへの恐怖、自由と責任いろんな隠しテーマがあると思います。
ぜひ映画館の大画面で観ることをお勧めします。
土曜日が公開だったのですが、会議が入っていたので日曜日の午前の部に行ってきました。
原作はすでに数年前に読んでいましたが、もう一度ストーリーを押さえたくて、昨日からまた読み返して、映画館に出かけました。
あの超大作(コミック22巻)をどういう仕上がりにしているのか楽しみでした。
すでに3部作で仕上げるということも予告しているので、この第1部はどこで終わるんだろう?
いろんな考えを巡らせていました。
オープニングは何と原作の通り、中学校の放送室から始まります。
お昼の放送に流していたポールモーリアの『エーゲ海の真珠』から始まります。
それを、無理矢理Tレックスの『20センチュリーボーイズ』に変えて放送するという原作をそのまま生かしたままスタートしました。
多少、時代の流れをアレンジしてあるにしても、ほとんど原作をそのまま表しているところが何ともすごい感じです。
映画でどうアレンジしているのか興味はあったけど、あまり原作をいじってほしくなかったことも事実です。それほど、原作は不気味でわくわくしてしまうものです。
登場人物たちは物語で象徴的に描かれている1970年の大阪万博の時に小学生という設定になっています。
…ということは私の少し後輩にあたります。
そこらへんが、大阪万博に関しての見方が異なるのかもしれません。
私はすでに中2でしたので、作り物的なパビリオンには少し引いてしまうところがありました。
もちろん「月の石」には少しだけ気持ちが動いたのは事実です。
1970年はベトナム戦争の報道がテレビから流れてくるし、エンタープライズ佐世保寄航の問題、もちろん70年安保はどうなるのか?など少しませた中学生には気になることがいっぱいあって、万博気分に踊らされるのは少し違うかな?と思っていました。でも、一番万博から気持ちを引かされたのは南春夫大先生の「こんにちは♪
こんにちは♪」で始まる気持ちの悪い歌のせいかもしれません。
でも、同じような時代を生きた空気のようなものは感じ取れます。
そういう意味では居心地のいい映画だったかもしれません。
原作を尊重するということは、キャスティングにもよく現れています。子役はよくあんなに似たような子どもを集めたもんだと感心してしまいます。
双子の凶暴なヤン坊マー坊は原作とうり二つです。
大人になってからの登場人物もまた似たような人間を集めてきています。
ただ、大人のキャスティングを見ているとこれからの登場人物の役の重さが想像できてしまう欠点があるように思います。
でも、魅力的な俳優をずらっと並べてスピーディーに流していくのは、何とも小気味よいものです。
私は原作を読んでから映画を観ましたが、映画を先に見てしまってしかも第1部しか見ていない人はこの映画をどう解釈するんだろう?そのあたりのところは未知数です。
ベースにはカルト宗教、ファシズムへの恐怖、自由と責任いろんな隠しテーマがあると思います。
ぜひ映画館の大画面で観ることをお勧めします。
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