とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

観光列車「○○のはなし」の旅(2019.12.21撮影)

2020-05-16 21:39:33 | 鉄道旅

青春18切符を初めて使いましたが、目的地によっては,お得感満載の切符になることを初めて知りました。

観光列車『○○のはなし』に初めて乗りました.これもなかなかのものでした。
『○○のはなし』は土日運行の観光列車ですが、快速扱いなので指定席券だけを購入すれば青春18切符が使えます。私の家から下関経由の東萩駅までだと片道だけで4000円超えてしまいます。それが、往復で2400円で行けてしまいます。ちなみに指定席券は530円です。

 

メチャクチャお得感満載です。これだったらお昼に豪華弁当を注文しても、お酒飲んでも大丈夫という気持ちになります。
青春18切符の場合、普通列車しか乗れないので、乗り継ぎをしっかり考えないと大変な旅になってしまいます。
今回の旅は観光列車を使うということで殆ど待ち時間がありませんでした。

新下関が始発ということで、そこから乗り込み、列車が動き出すと同時に缶ビールをシュッパーと景気良く開けて、ディーゼル車の音と揺れに心地よくなっていると、下関で10分間停車するというアナウンスが入りました。降りて、写真を撮る時間が保障されています。希望者は係の人間が撮影してくれると言います。早速降りて、車体を撮影し、珍しく自分を撮ってもらいました。

でも、よくよく考えたら、『はなし』は山陰本線を走る観光列車です。当然始発は下関駅になります。
新下関は新幹線の乗客に向けたサービスのようなものなのかもしれません。
左の写真は1号車です。和風のテイストです。畳が敷いてあって靴を脱ぐこともできます。2人掛けも4人掛けのシートもあります。
右の写真は2号車です。こちらは洋風の作りになっています。私は2号車でした。

 

新下関に乗車して缶ビールをプハーッと呑んで気持ち良くなったところで下関駅停車10分とまでは前回紹介しましたが、外に出ている間にいろんなものがテーブルに配られていました。

白い袋の中にはふぐ茶漬けが2袋と下関の観光パンフレットが入っていました。
もう一つは棒がついたいる小さい旗です。行く先々のいろんな駅で横断幕を持った観光お出迎え隊が待っているらしく、その人たちに振ってくださいとの趣向だそうです。

   

 

出発の時は皆さん気持ちが高揚しているのか私以外の乗客皆さん手を振っていました。
それからゆっくりちょっと気の抜けたビールをごくごく呑んで旅を続けます。

下関駅を出た頃にはすぐ缶ビールはもうなくなりました。

NHKのBS番組「吞み鉄本線日本列島の旅」の六角さんのように鞄にいつも予備の缶ビールを入れておかなければいけません。
車内の販売カウンターで萩の地ビール「ちょんまげビール」を売っていました。ちょっとコクのある方を選びました。

 

ディーゼルの心地良い音と揺れ、車窓から眺める風景が酒の肴になりどんどん進みます。しかもまだ午前中。「酒飲みに来たんかいな!」と突っ込みたくなるようなペースで空いていきます。

海の綺麗な場所では所々で停車してくれます。でも、この日の天気は曇りで海は綺麗ではありません。

昼食は弁当を予約しているので、決めた時間に届けてくれます。11時半に予約していたのですが、ちょんまげビールも空いてしまいました。

お茶と弁当では味気ないのでまた売店に向かいました。今度は趣向を変えて日本酒にしました。完全に呑み鉄です。このお酒はすっきり辛口の地酒です。
何とか弁当が届くまでは持たせたいとチビチビ呑み始めました。

 

上左の写真はキハ47の通称タラコ色の車両です。『○○のはなし』も元はこの車両なのです。塗装を変えて内装をきちんとすれば、全然違う車両となります。

上右の写真は2号車です。全部海側を向いた座席になっています。おしゃれなバーという感じです。

上の写真は特牛と書いて「こっとい」と読む全国難読駅名のトップクラスの駅です。
映画『四日間の奇跡』のロケ地になった駅です。この映画は角島を舞台にした映画で、私の好きな映画の一つです。石田ゆりこさん演じる女性がホームに佇む場面が印象的でした。いつもホームで車両を撮るばかりで車内からの撮影は今回が初めてなので何枚も撮りました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

D51 SL「やまぐち号」の旅3(2018.12.15撮影)

2020-05-16 13:16:55 | 鉄道旅

帰りもSLやまぐち号で帰ることにしていたのでたっぷりと時間があります。
津和野駅を出ていつもの風景を目指して歩きますが、いつも車で来ていたので、歩く方向が逆になり方向感覚がずれ始めています。町の風景がどこか違います。
「こんな町だったけ?」と少し遅い昼食場所を求めて駅前通りを探します。

写真を撮るために買った駅弁を車内で半分ずつ食べていたので、津和野での食事も軽いものを探していました。

『人生の楽園』で紹介されたという看板を掲げた店を見つけました。「小さな農家レストラン 千舎(ちしゃ)の木」手打ちそばの店のようです。
もともと栗の栽培とお菓子の製造販売の店だったのがそば好きが高じて始めた店のようです。
私は新蕎麦の風味を生かした塩とわさびで食べる蕎麦を注文しました。駅弁を半分食べていないと、おにぎりセットがいるかもしれませんね。(味噌をつけたおにぎりも美味しそうでした)
蕎麦は、しっかりコシがあり美味しかったです。オススメの店です。

津和野は造り酒屋も多い町です。ちょっと歩くだけで何軒か見つけました。
津和野の酒屋の前のベンチに昔馴染みの友の顔を見つけました。
幼・小・中・高と同級生で酸いも甘いも嚙み分けた仲でした。
人生後半からはいろいろあってそんなに親しくは話をしていません。
しかも会いに行くこともありません。
そんな友とわざわざ津和野の町でばったり会うとは奇遇です。
仕事で来ていたらしく立ち話程度で別れました。

 

「津和野町日本遺産センター」に行ってみました。
以前来た時はなかった建物です。江戸時代の百景図を紹介しています。津和野の町は昔と町割がほとんど変わっていないのでとても興味深い資料館でした。
2階は伝統行事を紹介するコーナーになっていました。3枚目は伝統的な鷺舞です。
4枚目の黒づくめの衣装の画像は津和野踊りの衣装です。盆踊りには頭に団扇を指してこの衣装で踊るそうです。何とも怪しげな衣装です。のどかな盆踊りの風景とはちょっと違います。一説には、黒づくめの衣装の下に鎧をつけて、敵陣近くまで踊りながら向かったそうです。

 

津和野の町を散策していると、古い町並みに突然カトリック教会が現れます。
ゴシック様式で建てられた畳敷きの教会です。
津和野の町はキリシタン弾圧の悲劇を背負った町でもあります。
長崎から送られてきた信者に対して厳しい弾圧を強いられました。

3枚目は津和野町役場津和野庁舎です。

 

 

帰りももう一度「やまぐち」号に乗りました。
津和野駅を出る時にはやっぱり盛大な見送りが出ていました。

 

帰りは木造の椅子の最後尾の車両に乗り込みます。
展望車が付いているので選んだのですが、グリーン車ではないので出入り自由のためたくさんの人が行き来して落ち着きのない車両でした。

展望車からの撮影はアングル的にも面白い構図が狙えるのでいろいろ撮影しました。

 

トンネルが近づいても出たり入ったりするので煤煙が車内に入ってきて困ったものでした。わざわざトンネルの煤煙を経験するために外に出る人たちもいるのでやれやれです。子どもならまだ諦めがつくけど、大人も同じ行動をしているのでやれやれ。しかも観察していると同じ子どもと同じ大人が何度も何度もやっているところが、いろいろ考えさせられました。

 

 

久しぶりに屋外でカメラを使ったという感じです。
走っているところを外からとるのではなく、鉄道の旅の紹介編になったのかもしれません。
自分で車を運転するのではなく、半分集団生活のような列車旅も、ちょっとだけ良いかな?と思いました。

苦手なのは、耳が良いせいか、周りの会話が全部入ってきてしまい、イラっとしてしまうことがありました。「そこ、得意そうに語っているけど、それ間違ってますから!」と言いたくなる場面に自分で苦笑していました。ノイズキャンセラーの付いているヘッドホンを持参する必要がありますね。
今回は二人旅だったので一人だけヘッドホンはできなかったけどね。
1枚目2枚目は木製の背もたれのレトロな車両です。両サイドがちょっと上がっているところが何ともおしゃれです。
新山口の手前の大歳駅で列車のすれ違いのため停車します。

 

最後の最後に展望車からの撮影です。
すれ違ったのは「スーパーおき」でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

D51 SL「やまぐち号」の旅2(2018.12.15撮影)

2020-05-16 10:49:15 | 鉄道旅

SL「やまぐち」号の旅の続きです。
最初の長い停車駅は仁保です。乗客は一斉にホームに降ります。ホームでもSLを待ち構えていた人もいてごった返しています。
跨線橋の途中からその喧騒も含めて撮影しました。
最初の長い坂道を経てからの点検もなかなかです。
この先に最大の難所が待っているのでより慎重になります。
最後尾の展望車は山を背景にした方が色が落ち着いて撮影できたように思います。

 

 

先日TVのCMで「今日は明日の思い出」みたいなことを言っていました。誰が読むとか誰にアピールするとかではなく、今を記録することも面白いのかもしれないと思い始めました。
そこで、取り敢えず連日のUPをしています。
まずは、先日紹介したSL弁当の中身です。お味はまあまあ。“THE駅弁” というところでしょうか。
篠目駅にはSL用の給水塔があります。現在は使用されていませんが、SLに乗って見るのは格別です。
地福(ジフク)で少し長い停車になります。ホームに降りて外の空気を吸いながら改めてSLの撮影をしました。

 

 

SL「やまぐち」号の旅の続きです。
地福の駅で人の波が少し切れたところで、ググッと迫ってみました。
クロが飛ばないように気を使って撮影してみました。
この駅は、山口駅へ向かう各駅停車とすれ違います。
SLの黒を見慣れている目にはキハの色合いが鮮やかに映ります。
部活に向かうのか帰りなのかわかりませんが、ブルーのジャージと談笑がよく似合います。

 

 

津和野に到着しました。
車椅子利用の方がいて、この駅でどうやって移動するんだろう?と思っていました。跨線橋の脇のストッパーを外して線路を渡っていました。前向きでスロープを降りていたので、後ろ向きにして降りるという考えはないんだと改めて“まだまだ感”を強めました。
津和野ではD51は方向転換します。ここは見ないといけないと回転場まで行きました。
いっぱいいっぱいの寸法にきっちり乗せないと回転しないようです。
何度も何度もやりかえていました。
こういった技術も含めての動体保存の意味があるんだと妙に感心しました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする