とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

平成筑豊鉄道への旅2(2017.6.3撮影)

2020-05-11 23:02:07 | 鉄道旅

平成筑豊鉄道は元は炭鉱専用の3路線でしたが、国鉄に合併された後に、旅客船用にし、経営もいろいろと努力をしているようです。

テレビで紹介されたのを見てどうしても行きたくなりました。
車両もカラフルにして座席も改良をしているようです。貸切列車やレストラン専用の列車も用意しているようです。
つり革にも名前が入っていたりと予算獲得のためのあらゆる努力を惜しまないという作戦のようです。
それでも、地元の人たちの交通手段が守られているのだから大いに評価されるべきです。
車両基地のある金田駅にはいろんな車両があると聞いたので向かいました。

 

 

3枚目がキハ400型408号ちくまる号<ブルー>です。4枚目が400型411号ちくまるLINEスタンプ号です。

金田駅に降り立ち、カラフルなディーゼルカーを望遠で撮影していると。はるか向こうからピンクの車両が近づいて来ます。
先頭に陣取った少年の透き通った眼差しが遠くからでもわかります。
到着しても私の望遠レンズをじっと見つめてくれていました。
担任している子どもと同じで、、鉄道でつながっているようなそんな感じでした。ちなみにこの車両は407号マクセル号

 
ホームの枕木もメッセージが書いてあり、みんなで支えているヘイチク(平成筑豊鉄道)という雰囲気がガンガン伝わります。
マクセル?なんしようと?どういうメッセージなんでしょうか?
maxellと言えばカセットテープというイメージが強いのですが。

 

金田駅の画像です。赤い車両はその名も「ひとつ星」です。ななつ星までは行かなくても、車内で食事が出る平成筑豊鉄道では最大のおもてなし列車です。

この車両は500型501号「へいちく浪漫号」です。この日は食事を提供する車両として発車前にお弁当をテーブルに配っていました。一度乗ってみたいような気もします。

3枚目は412号<旧型車両塗装>です。
カラフル車両が勢揃いするとなかなかの見応えです。右後ろに写っている白っぽい車両が410号「つながる号」だと思います。望遠で撮ってこれが限界でした。

 

 

平成筑豊鉄道あかぢ駅と南直方御殿口駅の間に嘉麻川橋梁があります。2連のトラスト構造を持ち、橋梁・橋台は煉瓦造で上り側は明治のものでイギリス製だそうです。
橋梁は、駅と駅の真ん中にあり、川を越える道はどこにもなく、暑い中を延々歩かないと辿り着きません。
やっとの思いで撮影した1枚です。

 
その後、次の駅まで歩くしかなくでも歩いていくうちに古い町並みに出会い、結局二駅向こうの直方駅まで歩くことになります。

直方の町までたどり着いて散策します。
半分は、昼食の場所を探しながらの歩きなのですが、手頃な店はどこにも見当たりません。
造り酒屋だろう建物だったり、ホーローの看板、煉瓦作りの壁
、旅館風の窓など昔炭坑で栄えた町らしい風景がいろんな所に溢れます。

 
昼食は駅前まで無理だと諦め、写真を撮ることに集中しました。

 

 

直方の町で古い建物を利用している美術館に入りました。
観覧料無料と言われたので「あれ?」と思いましたが、私の感性のせいか目に止まるものがありませんでした。
出口で「来週から特別展がありますからぜひお越しください」と言われ、山口から来ているので難しいことを伝えると、ぜひ石炭記念館に立ち寄ることを勧められました。館長がとても話好きで詳しく説明してくれるとのことでした。
昼もちょっと過ぎ、空腹も気になっていましたが、立ち寄ることにしました。
いきなりコッペル型機関車やC11が屋外にピカピカの状態で展示してあるのに驚きました。

 

 

石炭記念館本館はなかなか古い建物でした。
先に受付を済ませてから入るように指示されていたので受付に向かいました。すぐにどこから来たのか聞かれ、初めてだと伝えると「それでは簡単に説明しましょう」と案内をしてもらいました。
話好きとは聞いていましたが、見事な説明でした。筑豊の地名の由来(筑紫国と豊前の国にまたがっているから)から始まって、直方駅がどうしてこんなに広く、線路がたくさんあるのは炭坑鉄道だったからだとなるほどなるほどの話が満載でした。
 建物自体は、筑豊石炭鉱業組合直方会議所として明治43年に建てられたものだそうです。
 筑豊石炭鉱業組合は石炭産業の炭鉱主の団体で財閥ではない企業家の集まりだったようです。その会議所のような役割を担っていたようです。
 木造2階建、瓦葺き、入口にアーチを配した洋風建築です。室内に入ると天井のシャンデリアや階段の手すり、マントルピースなどにお金がかかっているなと思わされます。
 2階にある炭鉱労働者の姿とはかけ離れているような世界にちょっと違和感があります。

 

 

 

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平成筑豊鉄道への旅(2018.6.3撮影)

2020-05-11 15:54:09 | 鉄道旅

コロナ禍でdこにも行けないので、昔行った鉄道の旅を焼き直しして紹介します。

2018年に担任したRくんは鉄道に関する興味だけでなく、知識も大人顔負けの鉄くんでした。生活面では弱さを見せるRくんと仲良くなるには鉄道の話がいちばんでした。

この年からの鉄道旅はパワーアップしていきました。今までにも旅行に行くたびに鉄道の写真は撮ってきましたが、今担任しているRくんと会ってからは鉄道の見方が全く変わりました。
そういう目で見ると撮るものもこれほど変わるのかと思わされました。
車両の型や車体番号など興味が湧いてきます。
新しい車両には興味がなかったのですが、明日見せてやろうと思うと撮る気が湧いてきます。
そういった鉄道旅のスタートです。


早朝の山陽本線岩田駅です。この駅舎はデザイン的には優れていると思っています。元々は伊藤博文が生家に帰るとうことで鳴り物入りで生家横の洋館(現在は旧記念館)と駅舎を建てたと聞いています。当人はハルピンで暗殺されてしまったので帰れませんでした。現在の駅は、その後何度も手を入れているものですが、デザインはかつてのものをベースにしています。私には好きな駅の一つです。
2枚目は、かつてのメインストリートです。昔はこの通りに郵便局や和洋服屋、下駄屋、文房具屋、自転車屋、本屋、時計屋、映画館、造り酒屋などなど軒を連ねていたものです。今は見事に何もありません。
3枚目は駅のホームから見る反対側の光景です。のどかな田園地帯が広がっています。
4枚目は、冬になると凍って危険な跨線橋です。子どもの頃はこれさえなく、ホームの階段を降りて、線路を渡っていました。

 

 

画像ですが、1枚目は下関止まりの115系です。これが下関止まりで、関門トンネルを超えるには同じ山陽本線に乗り換えなくてはならないのが何とも不思議です。

JR西日本とJR九州では架線を流れている電気が違います。九州側は交流2万ボルト、本州側は直流1500ボルトです。電車は架線を通して電気を供給します。

“交流」と直流は直に接続できないため、間に「デッドセクション(死電区間)」という電気の流れていない部分を挟みます。

そんなことができる特別の電車が415系交直流電車なのです。

乗客は下関で乗り換えて、関門トンネルを越えて次の門司でもう一度乗り換えです。

115系の黄色は何とも田舎臭い色でそろそろやめてくれないかな?と担任している6年生の鉄オタくんとも話しています。
2枚目は415系です。何ともクラシカルな電車です。
この電車に乗って小倉まで行かなくてはいけません。
3枚目は、下関駅のホームです。歴史を感じる駅です。
いろんな意味でのたくさんの大陸からの人たちを輸送してきた駅です。
4枚目はモハ415の座席シートです。これがまたなんともクラシカルなのです。
嫌いではありません。
さすがJR九州という感じです。

 

 

小倉駅からJR日田彦山線に乗り換えます。乗り換えの反対ホームに885系特急「白いカモメ」が止まっていました。
私はこのたまご型の特急が結構好みです。
車両にはJリーグのシールがベッタリ貼ってあります。
最近JRはこの手法をよく取りれていますが、私はあまり好きではありません。
サッカーですから、あまり贔屓のチームはないのでまだ大丈夫ですが、野球にはちょっとうるさいものがあります。
山陽本線で真っ赤にペイントされている車両を見るとムカッとします。
公共の車両は公共の立場で運転してほしいものです。(笑)


日田彦山線は電化されていません。
ディーゼル車の心地良いエンジン音に揺られ田川伊田まで走ります。
3枚目の車両はキハ47です。
座席シートも見事に懐かしいシートです。シートの柄も懐かしい柄です。

 

 

小倉駅から乗ったキハ47の旅は結構長い距離を走ったような気がします。
停車駅は短いのですが、止まる駅は多いように思いました。
もう一つ、行けども行けども、小倉南区でした。
なかなか北九州市から脱出できない。


ドア付近に見慣れない注意ステッカーを発見しました。
「床に座らないでください」どういう状況でこの注意は貼られたんだろう?想像が膨らみます。
2枚目は採銅所駅です。文字通り銅を採掘していたのだろうと思われます。
以前、車で来てこの駅からゆふいん号を撮影したことがあります。
この駅の風景は好きです。
楽しみにして車内から撮ったのですが、降りて撮った方が趣が出るようです。

 
3枚目は先頭車両から見える採銅所駅のホームの先にあるトンネルです。車内でもゴソゴソしている怪しいカメラマンです。
4枚目は今回の目的の平成筑豊鉄道の『ちくまる』くんです。

 
1両で走るワンマンカーです。400形「なのはな号」です。
取りあえず、車両基地のある金田駅を目指します。

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