2日間の日程で山陰の鉄旅に行って来ます。目的地は餘部鉄橋です。この間京都に行ったばかりなのに、またかよ?という感じです。
20日が終了式で動きやすいので、日曜日宿泊の割安旅にしました。
日曜日の始発の電車は通勤・通学もないのでガラガラです。
先日の旅と違い、一人旅なので誰に気をつかうこともなく、撮りたいものも撮り放題です。
鉄旅が始まりました。岡山から乗り換えです。やくも3号で米子に向かいます。新幹線を乗り継いで在来線の特急列車に心が弾みます。2時間ちょいの長旅です。ここは、朝から顰蹙の缶ビールです。
この2日間これでもかというくらい鉄道の旅を堪能します。
中国山地を超える鉄道は非電化の区間が多いので、私にとって聖地というくらい刺激的な車両が多いのが特徴です。
山口線や岩徳線はキハ40が多いのですが、山陰本線はほとんどキハ47です。見た目はほとんど同じなんですけどね。
運転席が片側か、両側かという違いです。二両編成の場合ほとんどがキハ47系をくっつけることになります。
沢山の車両に乗り、沢山の車両の写真を撮ってきたので、マニアックな紹介をしていきます。
岡山からは伯備線経由の出雲市行きの特急『やくも』です。これはキハではなく直流方式の特急です。
381系と呼ばれる急勾配や急曲線に強い振り子方式の車両です。
日本初の振り子方式車両で、中央本線や紀勢本線でも「しなの」「黒潮」として活躍したのですが、現在は「やくも」のみになっています。
急勾配や急曲線をスピードを落とさずに走行するには重心を低く保つ必要があり、そのためにパンタグラフを除く全ての機器類が床下に配置されました。
そのため、床に段差が生じているようで、今のニーズには合っていません。
「やくも」を米子で下車して境線に乗り換えます。
境線は、ゲゲゲの鬼太郎のイラストがペインティングしてある列車で有名です。
元の車両はキハ47です。ついでに付け加えるとキハ40とキハ47はどちらも40系でまとめられて紹介されることが多いのですが、基本的にはキハ40形は両運転台型、キハ47形は暖地向け片運転台、キハ48形が寒地向けの片運転台になっています。
そういう意味では見た目からは分かりにくくなっています。
「鬼太郎列車」「ねこ娘列車」「ねずみおとこ列車」等々なかなか派手なペインティングです。
米子駅で待っていると予想に反して、「子泣き爺列車」「砂かけ婆列車」でした。この2台は新しく追加された車両です。
この日は日曜日ということもあって観光で来た人が沢山乗っていました。
キハ47の加速する時の何とも言えないエンジン音と揺れを楽しみながら車窓の風景を楽しみました。
車内のアナウンスが、鬼太郎の声真似何だけど、それが似ていない(もしかするとドラえもんのように途中で変わったのかしれない)自分の記憶とはあまりに違うので止めた方が良いんのでは?と一人ツッコミをしていました。
日曜日なので観光客もたくさん乗っているけど、日常の生活で利用している人たちも、たくさん乗り降りされていてそれもちょっと不思議な感覚でした。
終点の境港に着くといきなり改札口の前に「ようこそ妖怪の国へ」のゲートが待っていました。
「終点マークは旅の終わりでもあり、新たな旅の始まりでもある」とタモリの重たいアナウンスが聞こえて来そうな終点マークです。
駅前は広場になっていてフェンス越しに今乗って来た車両を真横に見ることができます。順にペイントされたイラストを撮影していきました。(別にアニメ好きではないのですが)
3枚目の画像は一反木綿のイラストと車内の女の子のコントラストが良いな〜と思いました。4枚目は、鬼太郎の言う通り「ここが境港だよ!」