とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

JR最南端駅 西大山駅への旅4(2017.7.31撮影)

2020-05-09 22:36:23 | 鉄道旅

鹿児島の夜を満喫して、次の日はちょっと遅い出発です。
鹿児島中央駅から“指宿のたまて箱”に乗ります。
駅のホームで待っているといろんな人を見かけます。
女性の一人旅の人を見かけました。
カメラ撮影をたのまれたので少し話を聞くと、山口県の人で2泊3日で鉄道の旅をしているとのことでした。
内容は私よりもっとコアで、ビックリです。
上には上がいるものです。

「いぶたま」に乗って指宿に到着です。
指宿からは各駅停車で目的地の西大山駅を目指します。
指宿は言わずと知れた指宿温泉の最寄り駅です。
駅のすぐ前に足湯が用意されています。

駅で見つけた観光用のポスターが秀逸でした。
広島と大阪への早得切符のポスターです。
お好み焼きに掛けて「あなたのお好みはどっち?」
「野球もこっちが上」の広島に対して、「ひっくり返すのが得意」と大阪。
現実的には難しい状況だけど、思わず手を叩いてしまうほどの出来映えです。
人の心をギュギュッとつかむこういうキャッチを作りたいですね。
この旅一番の勉強になりました。

 

 

指宿は私の好きな起点終点の駅です。
駅のホームも何となく味があります。
指宿と鹿児島中央駅を結ぶ各駅停車の電車もJR九州らしさが満点の車両です。
私は、行きも帰りもいぶたまを選んでしまいましたが、なのはなもなかなかです。

 

 
 
指宿から乗るのは、西大山駅へ向かう枕崎線各駅停車です。お馴染みキハ47です。山口で見かけるたらこ色とは違い国鉄色です。 
実は乗車直前まで、枕崎まで行ってそこから15分で折り返して指宿まで戻るか、西大山駅で降りて、次の電車まで2時間ちょっと待つか迷いに迷っていました。
西大山駅に到着してから駅前の雰囲気を見て、降りることにしました。
駅前には、土産物屋とちょっとした食堂を兼ねたような店が一軒あるだけです。
でも、この駅は人気があるよう、“わ”ナンバーを付けたレンタカーがひっきりなしに到着しては、記念写真を撮ってまた立ち去っていきます。
その大半は、中国からの観光客みたいでした。(完)

 

 

 

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JR最南端駅 西大山への旅3(2017.7.30撮影)

2020-05-09 13:48:52 | 鉄道旅

吉松駅で「いさぶろう・しんぺい」号からは「やとの風」に乗り換えます。
吉松駅もかつては、鹿児島本線、日豊本線の二大幹線の分岐駅として、多くの乗降客、農林産物等の集約駅として鉄道の要衝だったようです。
最盛期の頃は、機関区、保線区など600人も数える従業員とともに“鉄道の町”として栄えたそうです。
今はその面影はあまり見られません。
石倉は1903年当時に作られた燃料庫だそうです。

 
駅前には1935年頃(昭和10年頃)に作られたC55(シゴゴ)が展示されています。
屋根はあるものの吹きさらしの場所なのでかなりくたびれています。子どもたちも自由に遊ぶことができることは良いことだと思います。
京都の梅小路にはもっときれいな状態のものがあると聞いています。

 
最後の1枚に写っている鉄道少年は、「SL人吉」から一緒で、「いさぶろう・しんぺい」号にも乗って吉松駅まで一緒でした。
どうも一人旅のようなので途中で「どこまで行くのか?」尋ねてみました。
「本当は鹿児島まで行くつもりだったのだが、途中で切符をなくしてしまい、残ったお金で折り返して帰るつもりだ」と小学生とは思えないくらいしっかり答えました。
乗務員さんにも伝わっているようなので、何とかなりそうだけど、とっても気になりました。

 

九州鉄道オタク旅の続編です。
吉松駅からは、はやとの風に乗り換えます。
駅の周りをブラブラしていたら「はやとの風」入線のアナウンスがあり、慌ててホームに向かいました。
跨線橋から入線してくる「はやとの風」をパチリ。
今までお世話になったいさぶろう・しんぺい号とのツーショット。

「はやとの風」の黒いボディと「いさぶろう・しんぺい号」の落ち着いた赤いボディのコントラストがたまりません。
鉄道に興味のない方には何が面白いのかよくわからないでしょうね。
私も以前はそうでした。
旅情を誘うなかなか良いものです。
今までは鉄道は撮る対象でしたが、今回乗ってみて初めて知ったものがたくさんありました。

 

 

「はやとの風」も観光列車らしく、木造駅舎ではちゃんと停車時間を保障してくれます。
今回の旅でも楽しみにしていた大隅横川駅です。
大きな駅舎だけど、無人駅です。
駅舎は1903年(明治36年)開業時からのものだそうです。
鹿児島県では嘉例川駅のものと並び最古となります。(嘉例川については次回紹介します。)
 無人駅だけど、駅舎はきれいに保たれており出札口なども完全にその姿を残しています。
定期的に誰かの手が入っているものと思います。
駅舎は、100年以上前の姿を残し当時の建築構造を伝える重要な建造物として国の登録有形文化財に登録されています。

 

ホーム上の柱に機銃掃射で撃ち抜かれた痕跡が残っていました。
私たちは観光客として、しかもオタクとして写真を撮りまくっていますが、反対側ホームには列車を待っている地元の方だろう人たちが待っています。
何とも心がざわついていました。

途中停車駅サービス最後の嘉例川駅です。
開業当時からの木造の肥薩線最古の駅の一つです。
かつては、近くの温泉場への湯治客や自前の布団を鉄道便で運んだりといろんな人が働いて賑やかな駅だったそうです。
今は何とも静かな時が止まったような空間になっています。

 

 

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