鹿児島の夜を満喫して、次の日はちょっと遅い出発です。
鹿児島中央駅から“指宿のたまて箱”に乗ります。
駅のホームで待っているといろんな人を見かけます。
女性の一人旅の人を見かけました。
カメラ撮影をたのまれたので少し話を聞くと、山口県の人で2泊3日で鉄道の旅をしているとのことでした。
内容は私よりもっとコアで、ビックリです。
上には上がいるものです。
「いぶたま」に乗って指宿に到着です。
指宿からは各駅停車で目的地の西大山駅を目指します。
指宿は言わずと知れた指宿温泉の最寄り駅です。
駅のすぐ前に足湯が用意されています。
駅で見つけた観光用のポスターが秀逸でした。
広島と大阪への早得切符のポスターです。
お好み焼きに掛けて「あなたのお好みはどっち?」
「野球もこっちが上」の広島に対して、「ひっくり返すのが得意」と大阪。
現実的には難しい状況だけど、思わず手を叩いてしまうほどの出来映えです。
人の心をギュギュッとつかむこういうキャッチを作りたいですね。
この旅一番の勉強になりました。
指宿は私の好きな起点終点の駅です。
駅のホームも何となく味があります。
指宿と鹿児島中央駅を結ぶ各駅停車の電車もJR九州らしさが満点の車両です。
私は、行きも帰りもいぶたまを選んでしまいましたが、なのはなもなかなかです。
指宿から乗るのは、西大山駅へ向かう枕崎線各駅停車です。お馴染みキハ47です。山口で見かけるたらこ色とは違い国鉄色です。
実は乗車直前まで、枕崎まで行ってそこから15分で折り返して指宿まで戻るか、西大山駅で降りて、次の電車まで2時間ちょっと待つか迷いに迷っていました。
西大山駅に到着してから駅前の雰囲気を見て、降りることにしました。
駅前には、土産物屋とちょっとした食堂を兼ねたような店が一軒あるだけです。
でも、この駅は人気があるよう、“わ”ナンバーを付けたレンタカーがひっきりなしに到着しては、記念写真を撮ってまた立ち去っていきます。
その大半は、中国からの観光客みたいでした。(完)