ドリームピックのウクレレ日記

ウクレレとヨットの大好きな「お腹の大きなオヤジさま」
dreampicのウクレレ日記。

10/5(金)

2012年10月05日 22時56分53秒 | 日記
なんでだろう、とにかく金曜の朝の通勤は足取りが軽い。営業の時代から
ずっとそうだ。そして、朝は空気も冷たくて気持ちがいい。



なんだかんだと仕事をし、残業の部下たちも帰ったところで退社する。
「銀三」が煌々と明るく、今日はお客で一杯だ。

                

しかし、今日は品川で立ち食いそばを食べる事に決めていたので、東銀座から
一本で品川に。



品川で港南口の広場を横切り、昭和時代の路地へ入る。その中にコショーそばで
有名な「天下」がある。7時半~8時には閉店と知っていたが、まだ7時だ。

                 

懐かしい「天下」である。玉子そばと決めて来たが、なんと今日は早じまい。
タッチの差であったが、おばちゃんと久々に話せて良かった。

では、品川と言えば次に狙い目がある。

薩摩の重臣「小松帯刀(たてわき)」ゆかりの駅そば狙いである。
明治維新の前夜、小松帯刀は鉄道の敷設建白書を明治政府に呈上した、その
功績を買われ、明治政府の鉄道大臣から子孫に対し、品川駅での営業権を
与えられた。

㈱常盤軒がその小松家の会社である。今も駅そば「常盤軒」や仕出し弁当屋は
継続して営業中。立ち食いの「常盤軒」は今もサラリーマンや学生で朝晩
賑わっている。ここの名物は「品川丼」。これはかき揚げを丼つゆに潜らせた
天丼で、汁付きで400円というリーズナブルなものだった。
また、駅橋上通路には「薩摩屋敷」というこの㈱常盤軒経営の居酒屋があり、
昔良く上司、同僚と行ったものだ。
“帯刀”は維新の際、自ら進んで領地を返還し、士族の範となった。既得権
を放棄し、野に下るという気概を感じる。NHKの篤姫では、かなりカッコよく
庶民派に感じたが、“帯刀”の子孫が、居酒屋、立ち食い蕎麦屋とは、
まんざら出鱈目でもないようだ。

と、こんな風に考えて駅中を探すが、先ず「薩摩屋敷」は見当たらない。
東海道線ホームの常盤軒もない。
しまった!常盤軒お前もか!迫る時代の波に逆らえず、とうとう品川から
薩摩藩の痕跡を消し去ってしまったか…

            

私は薩摩の人間じゃないが、かなり落ち込んでいたが、やっと、横須賀線の
上りホームに一軒見つけ「天玉蕎麦」480円を食す。

別に特別旨い訳ではないが、昔から駅橋上の店より蕎麦も、汁も旨いとの
評判であった。まあ、いわゆる立ち食い蕎麦ですから。“小松帯刀”縁の店
ということを知っていれば、しかし味も変わろうというもの。



そして、横須賀線の下りに乗る。横浜で座れて…気が付けば「田浦」駅。
飲んで乗り過ごしは何回かあるが、素面では初。
ここまで来ると、相当な田舎という感じがする。三浦半島に大分入った場所
だものね。

            
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