ドリームピックのウクレレ日記

ウクレレとヨットの大好きな「お腹の大きなオヤジさま」
dreampicのウクレレ日記。

独り言

2010年01月20日 00時50分03秒 | 独り言
     

昨年9月16日の政権交代(鳩山内閣発足)から4ヶ月。

「やはり民主になって変わったな」という面と
「やはり民主になっても変わらなかったな」という面と両方ある。

変わった面は、あるいは変わろうとしている姿は、政権発足当初からこぞって報道されてきた。
ダム建設を中止した国交大臣、事業仕分けの厳しい攻防などが、連日テレビ、新聞を賑わせてきた。
マニフェストを実行するためには、財源が必要だということは分かる。
お役人のやることに、無駄が多いということも想像がつく。

そこにメスを入れて、「政治主導」で垂れ流しの蛇口を閉めて行く作業には拍手したい。
まさに画期的なこと。お役人は、おそらく戦々恐々たる思いだろう。

だからと言って、マニフェスト実行分の全てを、お役所の無駄遣い分から捻出できるとは限らない。
そうなると、マニフェストのためにどうにか予算を捻り出そうと、本来絞るべきじゃない蛇口まで
閉めようとする動きが出て来ているのではないだろうか。
無駄な「国立マンガ喫茶」の建物など不要だが、国立近代美術館には、ポップアートに含め、
マンガ・アニメ等の研究部署を作っておかないと、貴重な原画・セル画は雲散霧消する。
浮世絵を再評価したのは、流出先のヨーロッパ人だったという恥の再現は避けたい。

人は石垣、人は城。人材を育てること=教育は、国家の土台だ。
少子化に歯止めをかけて、将来のわが国を支える人材を育てる事は、全てのことに優先して、
実施されるべきこと。

「こども手当」創設に伴い扶養控除を廃止したり、「公立高校無料化」に伴って、特定扶養控除を
見直したり、ということは、完全な欺瞞、茶番と切り捨てたい。
「“お年玉”をあげるから“お小遣い”は取り上げるよ」ということであり、「え~ずるい!」
という話でしょ。
現状の家計の収支の中で活きる「手当」なのであって、家計を圧迫して「手当」交付や授業料を
「無料化」しても、たとえ多少収支プラスであっても“ありがたい!”という効果は無い。

ダムを中止しても、事業仕分けをしても、天下りを減らしても、史上最大に膨れ上がった国家予算。
やめると言っていた暫定税率を維持するぐらいじゃ賄えまい。
何を優先すべきか、そのために何を我慢すべきか。
どこかに、なにか間違いがある。

日本国の今後の100年のために、今何が一番大事なのかといえば、人を育てることではないだろうか。
お金のために動く人でなく、国の為といいながら自分のために動く人でなく、
夢や理想、愛する人のために、自分を捨てて働ける人を、育てることではないだろうか。

いい加減に、「金権体質」の政治の世界、利益至上主義の実業の世界、を変えないと、
我が国はダメになってしまいそうだ。
コメント (2)
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