ドリームピックのウクレレ日記

ウクレレとヨットの大好きな「お腹の大きなオヤジさま」
dreampicのウクレレ日記。

赤い靴履いてた女の子

2009年05月31日 16時51分09秒 | 独り言
5月30日、結婚パーティの日。
麻布十番の会場近くの小さな公園で、I瀬さんは一生懸命練習していました。


それだけでも十分に感動的なシーンだったのですが…
この公園には、小さな女の子の像が立っていました。

 

この女の子は、野口雨情の「赤い靴」のモデルとなった女の子だというのです。
碑に書いてる内容を要約しますと

野口の「赤い靴」にはモデルがあり、その女の子の名前は「きみちゃん」。
きみちゃんは事情で米国人宣教師夫妻の養女になった。
渡米したと信じる実母のかよさんが、このことを雨情に話し、出来た曲が「赤い靴」。
しかし、アメリカに渡るまえに「きみちゃん」は病気になって、ここ麻布十番近く
の孤児院で一人さびしく亡くなった…まだ9歳だった。

碑には「母と子の愛の絆をこの像に託して、みなさまの幸せを願って止みません」
と結びの言葉が書かれていました。

…この碑を読んで、しばし絶句。

悲しい歌のその裏に、もっと悲しい物語があったのです。
きっと母親のかよさんは、最後まで「きみちゃん」がアメリカにいると信じて
疑わなかったのでしょう。

多くの人には当たり前のような愛情、それを注がれない子供たちが、この世界には
沢山いることを思い出させ…こみあげるものを禁じ得ませんでした。

コメント
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