青の洞門草紙

家庭料理と酒肴の店「青の洞門」0742-41-9845 17:00~23:00 日曜休み(祝祭日営業)

南高梅の季節!

2019-06-15 16:35:48 | Weblog
青の洞門では今、梅干しの仕込みの最中です。先日は梅酒を漬け込み、今回は南高梅の梅干し作りです。
今年は梅が不作で、値段は高止まりです。そして梅の出荷も少ないことから、慌てて作業を開始しました。
南高梅の梅干しは大粒で皮が柔らかく、ご飯にもお酒にも合います。今年も良い出来上がりを期待します。
さて、新聞にジョナサン・スウィフトの「ガリバー旅行記」の書評が出ていました。誰もが子供の頃に目にしたガリバーは、巨人のイメージがありました。
この本は、四つの冒険話が収められています。
1、小さな人間の国に行く話
2、大きな人間の国に行く話
3、天空の不死の人間がいる話
4、高貴な馬の国に行く話
どれも奇想天外の話で、不気味だった記憶があります。
著者はアイルランドで生まれ、イギリスで政治家の秘書として働いたということです。「世間を楽しませるより怒らせるため」に社会風刺的に「ガリバー旅行記」を書いたそうです。
他社との相対化で、当たり前だと思っていた自分の在り方について考えさせられる物語です。世の中が大きな流れをつくるとき、一つの違う見方をすることも大事なことなんでしょう。
世の中生きるためにイエスマン化している現代に於いて、時代の風刺家としてスウィフト同様に生きてみたいものです。「ガリバー旅行記」は古い小説ではなく、現代に必要な話ではないでしょうか。
※写真は昨年の「梅の陰干し」です。

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