7月最後の週の青の洞門は忙しい日が続き、週末はグロッキー状態でした。そのためか昨日の青の洞門定休日は、朝の日課の散歩と夕方のお店の掃除以外は家に閉じこもっていました。
昼間はビデオに収録したドラマや映画を、ひたすら寝転んで見ていました。一時間半の間テレビの前に釘付けになったのは、「終戦スペシャルドラマ、百合子さんの絵本~陸軍武官小野寺夫婦の戦争」でした。
小野寺百合子さんは「ムーミン」などの児童文学の翻訳者で、第2次大戦中は駐在武官の夫とスウェーデンで秘密情報の最前線を生き抜きました。日本の戦況を有利とするため、ストックホルムに他国の情報収集のため派遣された小野寺夫婦でした。
ところが現地の秘密情報を日本に送っても、全く反応がなかったのが大本営でした。ソ連が大戦に参加することやヤルタ会談で戦後の処理方法が話し合われる重大情報は、当時の大本営には都合が悪い情報であったため無視されました。
一度戦争を始めた当時者は、停戦や休戦となる事態はすべて後退となるようです。情報はすべて彼らに都合のいいものでなければ、勝利を信じて戦を継続できないようです。
日米開戦を避けようとした小野寺夫婦の情報は全く無視され、日本は広島・長崎への原爆投下でようやく悲惨な戦いを終了させました。都合のいい情報ばかりを集め、イエスマンばかりを周辺におくのは、ダメになった今の日本企業と同様です。
このドラマを見ていて、第2次大戦は過去のものではなく、またいつ戦いが始まってもおかしくないと思います。次第に現実味を帯びてきた大本営の構図に似た今の体制を見ると、小野寺夫婦と同様に日本の現状に恐怖を覚えます。
昼間はビデオに収録したドラマや映画を、ひたすら寝転んで見ていました。一時間半の間テレビの前に釘付けになったのは、「終戦スペシャルドラマ、百合子さんの絵本~陸軍武官小野寺夫婦の戦争」でした。
小野寺百合子さんは「ムーミン」などの児童文学の翻訳者で、第2次大戦中は駐在武官の夫とスウェーデンで秘密情報の最前線を生き抜きました。日本の戦況を有利とするため、ストックホルムに他国の情報収集のため派遣された小野寺夫婦でした。
ところが現地の秘密情報を日本に送っても、全く反応がなかったのが大本営でした。ソ連が大戦に参加することやヤルタ会談で戦後の処理方法が話し合われる重大情報は、当時の大本営には都合が悪い情報であったため無視されました。
一度戦争を始めた当時者は、停戦や休戦となる事態はすべて後退となるようです。情報はすべて彼らに都合のいいものでなければ、勝利を信じて戦を継続できないようです。
日米開戦を避けようとした小野寺夫婦の情報は全く無視され、日本は広島・長崎への原爆投下でようやく悲惨な戦いを終了させました。都合のいい情報ばかりを集め、イエスマンばかりを周辺におくのは、ダメになった今の日本企業と同様です。
このドラマを見ていて、第2次大戦は過去のものではなく、またいつ戦いが始まってもおかしくないと思います。次第に現実味を帯びてきた大本営の構図に似た今の体制を見ると、小野寺夫婦と同様に日本の現状に恐怖を覚えます。