青の洞門草紙

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「三億円事件」

2013-12-23 16:06:26 | Weblog
昭和最大の未解決事件といえば、まず第一に「三億円事件」が挙げられます。この事件に関するドラマが、何故か最近多く見られます。
昨日の青の洞門定休日には、先日放映された「三億円事件」の謎に迫るドキュメンタリードラマのビデオを見ました。当時捜査に関わった刑事たちの証言をもとに、ドラマ仕立てにした興味ある番組でした。
犯人と思われた少年は、警察が動き始めたと同時に自ら命を絶ちました。この少年の父親は警察官であったため、当局の動きも鈍かったようです。
この少年の属していた不良グループは、過去発煙筒を使った強盗事件を起こしており、「三億円事件」に手口は似ています。この番組は、当時のメンバーや関係者を追って、フィリピンやハワイを訪れていますが、肝心な証言は得られずに事件は闇の中のままです。
この事件の捜査費用は、8億とも12億円ともいわれています。通常の事件の捜査費用は、被害額と同等といわれていますが、これは警察のメンツから突出した金額となったのでしょう。
ただ、この番組の中では警察内部の意思統一が不十分であることが描かれ、これが犯人に迫ることを阻害したようです。単独犯説や複数犯説など、当時の警察内部の混乱も番組から知ることが出来ました。
年明けには、松本清張が描いた「三億円事件」が放映されます。これは、三億円の保険填補したアメリカの保険会社が調査した内容の小説です。清張らしいきちんと取材した「三億円事件」が、どう描かれているのか今から楽しみです。
さあ、今年もあと僅かとなりました。年末の30日まで、29日の日曜日も休みなく営業します。気を抜かずに、元気に日々全力投球です。
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