パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

想定外(パート2)

2011-07-04 22:04:08 | Weblog
 「チデジ警告」の文字がテレビ画面の半分を占めるほどに大きくなってしまい、やむを得ず、チデジチューナーとやらを購入したのだが、購入して愕然、チデジチューナーとやらは、リモコン操作を前提としているようなのだ。

 私のもっているテレビは、リモコンがない。

 リモコンをなくしたわけではない。

 リモコン機能そのものが、「ない」のだ。

 購入前には、ちゃんとネットでメーカーのサイトを調べ、Q&Aなんかもチェックして、「これなら大丈夫」と思ったのだが、「想定外」が起きてしまった。

 いや、リモコンがない場合も考えはしたが、その場合は、今、現にそうしているように、リモコンを使わず、直接チャンネルスイッチを操作すればいいだろうと思ったのだった。

 実際、私が使っている「リモコン」は、クーラーだけなのだが、前いた部屋では、「リモコン」がなく、直接クーラーのスイッチを入れていたのだった。

 ケータイも、一種のリモコンだが、音が鳴ってから、その「元」のケータイをいつも大わらわで探している始末。

 私みたいな人は少なくないに違いない。

 セルつきのバイクに、キックがついているように、今のテレビも、いざという場合に備えて、直接、チャンネル操作できるようになっているにちがいないし、そういう「いざ」というときには、チデジチューナーの「リモコン」も、それなりに対応してくれるのではないかと思うのだが、テレビそのものに「リモコン機能」がないのでは、どうしようもない。

 「想定外」を連発する東電を笑えない事態になってしまった。

 まあ、何がどうなるかはわからないので、価格ドットコムで一番安い、3750円也を購入したのだが、いつもいつも、こうして、誰を恨むことも出来ぬ「損」をしてしまう「買い物下手」な私が嫌になる。

 なぐさめは、半年ほど前から常駐しているらしい、一匹の小さな「蜘蛛」だ。

 はっきりとはわからないのだが、姿かたちの他にも、動いている道筋とか、どうも「同じ蜘蛛」のようなのだ。

 蠅とか蚊とかゴキブリなら、即、叩きつぶすが、何故か「蜘蛛」は、私にラッキーを運んでくれそうな気がして、愛おしいというか、同志的感情を抱いているのだ。

 なんて書くと、明日からいなくなったりしてと、ついマイナス思考になってしまうのはいけないな。