活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

貧困・格差の原因は派遣法にあり!

2008-06-12 21:55:19 | Weblog
派遣労働制、見直し必要=町村官房長官(時事通信) - goo ニュース

労働者軽視の不安定雇用が一番の問題なのです。企業が簡単にリストラできる、いわば「悪魔の労働法」といえます。製造業の派遣まで認めてしまった政治も無責任です。

前経団連会長奥田(現トヨタ相談役)がかねてから主張していた、規制緩和を小泉ー竹中ら市場原理主義者が要求を呑んだことに現在の悲劇の構図があるのです。

その結果はトヨタを筆頭とする大企業が、軒並み最高益を更新していることからうなずけると思います。小泉らは企業からの献金を手にした代わりに、労働者を売り渡したのです。

そして、どんなに頑張っても報われない社会になってしまいました。敗者復活の糸が、断ち切られていることも閉塞感を増幅しています。

政府の経済財政諮問会議が、いまだ労働法制の規制緩和を叫んでいることも罪作りな存在です。国民に選ばれたわけでもない現経団連会長御手洗ら民間議員たちが国民の声を無視して、経営側に都合のよいことばかり画策していることも、気を許すことができません。自民党は献金を受けているため、常に経済界寄りの政治が行われてきました。

ところで、いま衆院を解散したら先の参院選同様自民党は大敗するはずです。派遣法が生活を脅かしていることは、国民が共通に思っているからです。

自民にしろ民主にしろ派遣法を改正する気がありません。不備は以前から分かっていたのですが、政治の怠慢で放置されてきました。本来、この法律は廃止したほうが良いのです。これがあるため、企業の社会保険料逃れが横行しているのです。

悪徳派遣会社ばかりで、労働者の得るべき賃金をピンハネなど許されないことです。また派遣会社を利用して、ほとんどの会社が見積書を取るなど、利用する側も秩序なき労働環境に一役買っている醜態ぶりです。

このように働く人たちを泣かすような政治を長い間、自民党は進めてきました。見直すと公言しましたが、福田政権の人気取りからの発言でないと信じたいところです。


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