活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

安倍晋三の「失敗隠し」を目的で設立された人質事件検証委員会

2015-02-16 22:38:57 | Weblog
昨年9月と11月、日本人2人がイスラム国に拘束されていたことは誰も知らされていなかった。日本政府は今年1月、安倍晋三が中東を訪問して、イスラム国対策を中東諸国に表明するまで、2人が拘束されていることを国民に「ひた隠し」していた。

この重苦しい雰囲気の中、安倍晋三は何食わぬ顔をして、己の地盤強化と長期政権の欲望から、かつ、国民の多忙を省みることなく師走に総選挙を実施した。2人の人質が拘束されていることを知りながら、あえて意味のない挙に出たことは、2人の救出に本気で取り組まなかったことを証明して見せた。同時に、安倍の生命を粗末にする本質性もあぶり出された。

安倍の中東訪問には「死の商人」も多数同行していた。イスラム国対策として、イスラエルなどに武器輸出の商談も持ちかけていた。情報収集能力に長けたイスラム国は、安倍のこうした行為を「開戦宣告」と受け取ったに違いない。端的に言えば、安倍の中東訪問は完全な「失敗」だった。

ところで今回の人質事件について、検証する委員会が2月10日、設立された。4月までに報告書をまとめるとのことだが、事件の中心人物、安倍晋三とこれに関係した閣僚に経緯等は聴取しないことを決めたというから、いったい何のために委員会を設立したのだろうか。

検証委員会のメンバーは、安倍の「寵愛」を受けた危機管理担当者で構成され、メンバーが作文する報告書からは、安倍らの不都合な真実はすべて隠匿されることになる。考えても見たらいい。このメンバーが事実を隠さずに報告書を作成するはずがない。


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