サマータイム導入に前向き 経団連会合で中川幹事長(共同通信) - goo ニュース
自民党幹事長という要職にありながらどうして思いつき発言ばかりするのでしょうか。経団連との会合で「サマータイムを目指すべき」と支持の表明をしたのです。長時間労働が常態化している労働環境を中川氏はまったく理解していない発言ですからなおさら始末が悪いのです。
サマータイムを導入すれば、間違いなくいまの長時間労働にプラスアルファーのサービス残業を経営側が期待できることから、あえてこの問題を経団連が提起したことが容易に想像できるのです。経団連が政治をカネで買っている好例です。経団連といえば、本来政治と距離を置くべきはずですが、最近は特に、みっともない演出が目にとまります。史上最高益を出している企業が多い中、サラリーマンに利益還元しない欲の皮がつっぱた経営者の集団です。企業経営者とは名ばかりです。
サマータイムで、余暇時間が増大できると盛んにPRしますが、いまより1時間早く就業、退社時間がいまと変わらないことで結果的に労働時間だけ増えて余暇の時間など増えるどころか逆に減ることになりサラリーマンにはメリットなどありません。健康を害すること間違いなしです。
タダ働きさせることしか考えない経営者が、サマータイム導入に積極的に自民党幹事長に働きかけたことが理解できるでしょう。経営側が本気で労働時間の短縮に取り組んでいない現在、導入したら経営者を利するのみで、サラリーマンには害だけが残るのです。これを深く考えないで、いとも簡単に導入を口にする幹事長はどこかおかしいのです。