活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

原発安全宣言する経産相の大罪

2011-06-19 22:35:37 | Weblog
海江田経産相が定期検査で停止している、全国の原発を再稼働させるため、「安全宣言」を出した。安全宣言した根拠は原子力安全・保安院が各原発を立ち入り検査した結果、「合格」の判定をしたことを受けたものだったという。

おめでたい海江田である。保安院は原子力行政の規制機関であるが、原発の知識はゼロだという。立ち入り検査は電力会社の指導のもと、行われていることから甘い検査であることは、おおよその見当がつく。福島第一原発事故では東電発表を「おうむ返し」していたことから、納得することはできよう。

同原発事故はいまだに収束の見通しがまったく立っていない。そのような中、どうして安全宣言できるのか。国民感情を無視して、経産省役人と大臣が一緒になって、この国を「我が物顔」で、取り仕切っていることは腹立たしいことで、安全宣言と再稼働は世界中に恥をさらす大罪に相当する。


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