的場前内閣官房副長官が、退任するにあたり重用した安倍前首相に「もう一度国家国民のための再チャレンジされることを希望する」旨発言したことが報道されました。
冗談もいい加減ににしてもらわなければならないのです。的場氏は、旧大蔵省を15年以上前に退官して民間の団体を経て、安倍前首相が個人的な交際があることだけの理由で、そのポストに就任したに過ぎません。
的場氏は官房副長官という椅子が大層お気に入りで、官邸で記者の「ぶら下がり取材」に機嫌よく応じていましたが、退官してからの空白期間が長過ぎたことで、主導権を官僚に奪われ、ほとんど実力を発揮することなく、福田内閣発足で、追われるように椅子を後任に明け渡したのです。
そもそも安倍前首相が、「お友達」の的場氏を内閣の中枢として登用したのが間違いで、安倍政権崩壊の一因にもなっているのです。このような的場氏が、前述の発言をしたことを問題視しなければなりません。
前首相は公約として、小泉構造改革で派生した雇用格差の影の部分に光を当てるつもりで「再チャレンジ」政策を人気取りのため華々しく打ち出しましたが、その効果はゼロでした。口先だけ綺麗事を並べ立てましたが、国民は見事に裏切られたのです。
憲法改正して戦争できる国にすることだけは熱心でした。さらに、対米従属外交しか頭になく、国民が望む「平和で安定した生活」に目をつぶり、独り善がりで国民の目線に立たない政策ばかり取り続けました。
国民の信を問われた7月の参院選で自民党は歴史に残る大敗を喫し、参院では与野党の勢力が逆転、その責任を取って当然辞任するものと思いましたが、厚かましくも続投を表明。首相の椅子に居座り続けました。
8月末の内閣改造後も「政治とカネ」の問題で閣僚が辞任したり、11月1日に期限が切れるテロ対策特別措置法に基づく海上自衛隊のインド洋での給油活動を続けるため、民主党小沢代表に呼び掛けた党首会談を断られたりして、なにを思ったのか突然「プツン」し政権を放り投げ「世界の笑い者」の宰相に成り下がったのは周知のとおりです。
前代未聞の辞任劇を演じた宰相に「再チャレンジ」を期待する的場氏の政治的センスのなさに開いた口が塞がりません。
小泉ー安倍政権のお蔭で年収200万円に満たない労働者がついに1000万人を超えました。行き過ぎた構造改革で生活を豊かにするどころか、一層、格差を助長させた市場経済主義者を政治の世界に復活させてはなりません。そして、自民党政権では国民の暮らし向きは決してよくならないことも分るのです。
冗談もいい加減ににしてもらわなければならないのです。的場氏は、旧大蔵省を15年以上前に退官して民間の団体を経て、安倍前首相が個人的な交際があることだけの理由で、そのポストに就任したに過ぎません。
的場氏は官房副長官という椅子が大層お気に入りで、官邸で記者の「ぶら下がり取材」に機嫌よく応じていましたが、退官してからの空白期間が長過ぎたことで、主導権を官僚に奪われ、ほとんど実力を発揮することなく、福田内閣発足で、追われるように椅子を後任に明け渡したのです。
そもそも安倍前首相が、「お友達」の的場氏を内閣の中枢として登用したのが間違いで、安倍政権崩壊の一因にもなっているのです。このような的場氏が、前述の発言をしたことを問題視しなければなりません。
前首相は公約として、小泉構造改革で派生した雇用格差の影の部分に光を当てるつもりで「再チャレンジ」政策を人気取りのため華々しく打ち出しましたが、その効果はゼロでした。口先だけ綺麗事を並べ立てましたが、国民は見事に裏切られたのです。
憲法改正して戦争できる国にすることだけは熱心でした。さらに、対米従属外交しか頭になく、国民が望む「平和で安定した生活」に目をつぶり、独り善がりで国民の目線に立たない政策ばかり取り続けました。
国民の信を問われた7月の参院選で自民党は歴史に残る大敗を喫し、参院では与野党の勢力が逆転、その責任を取って当然辞任するものと思いましたが、厚かましくも続投を表明。首相の椅子に居座り続けました。
8月末の内閣改造後も「政治とカネ」の問題で閣僚が辞任したり、11月1日に期限が切れるテロ対策特別措置法に基づく海上自衛隊のインド洋での給油活動を続けるため、民主党小沢代表に呼び掛けた党首会談を断られたりして、なにを思ったのか突然「プツン」し政権を放り投げ「世界の笑い者」の宰相に成り下がったのは周知のとおりです。
前代未聞の辞任劇を演じた宰相に「再チャレンジ」を期待する的場氏の政治的センスのなさに開いた口が塞がりません。
小泉ー安倍政権のお蔭で年収200万円に満たない労働者がついに1000万人を超えました。行き過ぎた構造改革で生活を豊かにするどころか、一層、格差を助長させた市場経済主義者を政治の世界に復活させてはなりません。そして、自民党政権では国民の暮らし向きは決してよくならないことも分るのです。