活眼明察日記

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脱原発の県民感情を裏切って九州電に川内原発再稼働容認する鹿児島三反園訓知事

2016-12-20 19:03:02 | Weblog
ことし夏の鹿児島知事選挙の結果は元テレビ朝日コメンテーター三反園訓氏が、426千票、現職伊藤祐一郎氏342千票で三反園氏が圧勝しました。勝因は今年春の熊本地震による、鹿児島県民の原発への不安の高まりを吸収した結果のものでした。

当選の三反園氏の第一声は「川内原発を一時停止させる」でした。その後、8月には公約を実現させるため、九州電に「一時停止」することを要請しました。要請が効果なかったことを踏まえ、翌月の9月には「即時停止」するよう要請しました。その数日後に、どういうわけか「私には川内を再稼働させない権限はない」と、停止要求を断念したと受け止められる発言をしたのです。

今月12月の県議会では、ついに再稼働容認する「びっくり発言」が飛び出しました。このように三反園氏は当選後から、つい先日までの発言の経緯は一貫していません。当選からわずか4か月の期間で、川内停止要請から再稼働を認めてしまう変節ぶりには唖然としてしまいます。公約を反故にする三反園氏自身が、「脱原発」を掲げて当選したことを、まったく理解していないようです。

新潟県に「東電の天敵」と名を馳せた泉田という知事が今年10月まで在職していましたが、「彼の爪の垢でも飲めよ」と、優柔不断な三反園氏に言いたいです。


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