活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

時代錯誤  石原発言のナンセンス

2010-05-17 22:40:17 | Weblog
普天間移設問題で鳩山首相が、全国知事会開催を求めているという。沖縄の負担軽減のため、国内での受け入れ先を探すこと当然のことである。

ところが石原慎太郎東京都知事は「知事会で聞いてもナンセンスだ。危険の温床は中国、北朝鮮だから、その近くに基地があるほど有利」と記者会見で述べたという。(5/15朝日新聞)つまり中国、北朝鮮からの攻撃抑止として、沖縄以外に米軍基地を国内に建設しても意味がないということである。だから沖縄に米軍基地が集中しても「我慢しろ」と言いたいのであろう。

一方、中国、北朝鮮側から見れば、日本との改善が図れないのは、目と鼻の先の沖縄に米軍基地が集中しているからということになる。であれば沖縄から基地を減らしたり、撤去することで両国との緊張緩和は可能ということになる。

そこで鳩山首相に提案したい。中身が空っぽで時代錯誤している石原に、普天間の代替として横田基地を受け入れるよう要請したらいい。約7百万平方米の広大な敷地は普天間の代替としては充分過ぎる広さである。

石原は首都東京を守れることから、沖縄から少し遠くても拒む理由はない。なにしろ中国、北朝鮮からの攻撃を抑止するために横田基地を強化できるからだ。米軍も願ったり叶ったりのはずで一挙両得である。

断っておくが、いざ有事になれば沖縄も東京も同じ危険を共有する。対中、対米戦争を指揮した軍国主義者たちは、沖縄を前線にした地上戦で多大な犠牲を強いてきた。その誤った思想を受け継いでいるのが石原である。

石原が沖縄を含め、人種差別的発言を繰り返し、基地問題では暗礁に乗り上げていることを承知しながら、エゴ丸出しで政府方針に反発する底意地の悪さは天下一品である。いつまでも居座る石原に、東京都民も見切りをつけたほうがいい。


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