活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

石原の走狗 都議会与党

2008-03-28 21:07:16 | Weblog
新銀行東京の経営行き詰まりが表面化したことで、杜撰な運営がなされていたことが分かりました。

貸付先に対する信用供与もいい加減な審査で貸出しを競うだけで、その結果は「不良債権の山」となり、再建不能な青息吐息の状態であること、連日、報道されています。

早い段階から、銀行としての体をなしていなかったことから、存続させることには専門家らは反対姿勢を崩していませんでした。なによりも都民自身が反対しているのに、どう勘違いしたのか石原知事は多額の税金を注ぎ込んで、根拠を示さないまま再建させるつもりのようです。

石原は自身の思い付きで発足させた銀行を「私物化」したいようです。再建するにあたり、石原は新銀行の実施した内部調査報告書も十分に開示しなかったり、都議会野党の質問にも逆ギレしたり、本質をはぐらかすような不真面目で無礼な態度を取り続けてきました。

経営悪化の責任が石原をはじめとする、都幹部や旧経営陣にあるのに誰も取ろうとしない無責任ぶりです。

設立にあたり、同じ超タカ派の奥田前経団連会長(トヨタ自動車相談役)としめしあわせ、銀行経営と無縁のトヨタ出身者を執行役にあてがう、馴れ合いともいえる人事をしたことも有名な話です。お互いに責任はなにひとつ取ろうとしません。

そして、こんどは400億円の追加出資が都議会与党の自民、公明の賛成多数で決まりました。石原の独走に歯止めをかけられない、なんとも許しがたいメンバーばかりです。

都民を裏切る「面従腹背」のこの議員たちは石原におもねているだけで、こんかい本当の正体を見せました。再建できなかったとき、石原と一緒になって責任逃れすること、疑う余地ありません。この議員たちは、「都民たちはだましやすい」と心底思っているのです。


post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。