活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

トランプの終わりの始まりか? 娘の夫を大統領直属の上級顧問にするんだって

2017-01-11 22:40:00 | Weblog
頭がおかしくなったとしか言いようがない極右ドナルド・トランプを次期大統領に選んだ米国民にとっては、まさか「こんな人物だったとは思わなかった」というのが正直な気持ちではないでしょうか。批判を受けてはいちいちツイッターで相手を罵倒する、そんな70歳おじいさんに国民からさっさと、「三下り半」を突きつけるべきではないでしょうか。

トランプは9日、長女イバンカの夫で不動産ビジネスの実業家クシュナーをホワイトハウス入りさせ、自身の上級顧問に登用することを発表しました。クシュナーについては、昨年11月に安倍晋三がすっ飛んでトランプに会いに行ったときに、イバンカと共に同席していたことを思い出していただければ幸いです。

米には「反縁故者法」があり、大統領の親族が政府機関の要職に就くことを禁止していますが、トランプはこの法律を気にして、クシュナーに「給料なし」で雇用することで、何とか世論の批判を鎮めようとしているようです。しかしトランプの直属となれば話は違ってきます。なぜならば、その立場を利用して思い通りの「利益誘導」ができるからです。その他いろいろな弊害が生じることから、無給であるからといって登用すれば、反縁故者法そのものが形骸化してしまいます。そんなことは認められないでしょう。

トランプはクシュナー登用の理由を「信頼できる有能な人材だ」と恥じらいもなく語りましたが、国民の怒りを買うことは時間の問題といえます。20日の大統領就任後には、早くも政権運営に黄信号が点灯、終わりの始まりにならなければいいのですが。



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