活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

TPP交渉参加で完敗した安倍亡国外交

2013-02-25 18:31:54 | Weblog
日ごろは愛国を盛んに振り回す安倍晋三首相だが、TPPでは米への屈辱外交を展開。愛国とは名ばかりの亡国首相としての素顔をさらけ出した。

23日の米オバマとの首脳会談では、「関税に聖域を設けない」ことで合意したことを、勝ち誇ったようなポーズをして見せた。その一方、国民に約束した「TPP反対」の立場を、どのように理由付けしてごまかし、取り繕うかと心を砕いたあとも露出して見せた。定まらぬ安倍の「胸の内」を物語るものだった。

会談では安倍の軟弱ぶりを見透かされ、オバマに終始主導権を握られた。オバマやその側近からはクルマを「例外」扱いすることを提案されていたという。米国内の自動車産業を保護するためと、「圧力団体」に配慮したものである。先手を打たれたわけである。

米が例外扱いするのはこの一点だけだろう。 あとは米国経済が中国経済に優位を保つため、日本を踏み台にして徹底的な規制緩和と市場開放を要求してくることが確実視されている。

安倍は帰国後にオバマとの約束を果たすため、早期の交渉参加を表明する。農業はもとより金融や保険、医療保険、労働力の移動、公共事業などすべてのヒト、モノ、カネの「たが」が外されることとなる。

米経済を支えるため 、わが国の生活や社会全体のシステムを壊して、ひたすら米に貢献する安倍外交。オバマに「忠誠心」を示すかたわら、TPPでは完全敗北を喫した。そして、安倍「亡国政治」で、わが国の衰退は一段と加速することが必至となった。何としてもTPP交渉参加を阻止し、「壊国」を止めねばならない。


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