菅首相の退任時期に菅本人と鳩山前首相の間で交わした「口約束」に齟齬が生じている。菅は福島第一原発の原子炉が、冷温停止状態になる来年1月をめどとしていることに対し、鳩山は8月ごろと理解している点である。
マスコミはこれについて、民主党の混乱ぶりをさかんに批判している。しかし冷静に考えれば、いったん辞任を口にした菅が今後、全力を尽くして国政に当たるかと言えば答えは「NO」である。
もはや「期待できる首相ではない」。国民はそんな冷めた見方をしている。一刻も早く辞めなければ国民が承知しないだろう。
このことが理解できないで、いたずらに菅の辞任時期を先延ばし、延命策を弄する岡田幹事長の的外れな姿勢には、ただあきれるばかりである。
岡田は小沢一郎氏のように党勢拡大に専念することもしなかった。逆に民主党離れを加速させた張本人でもある。
相次ぐ選挙戦では敗北が続いたが、その責任を取ろうともしなかった。幹事長としての資質に欠けていたというべきである。いまは首相の座に恋々とする菅を諫めなければならない立場にありながら、権力闘争にうつつをぬかす岡田は幹事長失格である。
民主党分裂の仕掛人と言われても、岡田には返す言葉はあるまい。菅不信任案に賛成票を投じた議員2人は除籍処分となったが、岡田にも相当な処分があってもおかしくないと考える。
マスコミはこれについて、民主党の混乱ぶりをさかんに批判している。しかし冷静に考えれば、いったん辞任を口にした菅が今後、全力を尽くして国政に当たるかと言えば答えは「NO」である。
もはや「期待できる首相ではない」。国民はそんな冷めた見方をしている。一刻も早く辞めなければ国民が承知しないだろう。
このことが理解できないで、いたずらに菅の辞任時期を先延ばし、延命策を弄する岡田幹事長の的外れな姿勢には、ただあきれるばかりである。
岡田は小沢一郎氏のように党勢拡大に専念することもしなかった。逆に民主党離れを加速させた張本人でもある。
相次ぐ選挙戦では敗北が続いたが、その責任を取ろうともしなかった。幹事長としての資質に欠けていたというべきである。いまは首相の座に恋々とする菅を諫めなければならない立場にありながら、権力闘争にうつつをぬかす岡田は幹事長失格である。
民主党分裂の仕掛人と言われても、岡田には返す言葉はあるまい。菅不信任案に賛成票を投じた議員2人は除籍処分となったが、岡田にも相当な処分があってもおかしくないと考える。