活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

理解と思いやりが大切!

2008-05-16 20:41:13 | Weblog
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本人が希望する職業に就けず、焦りも相当なものであると思います。彼らにまったく責任ありません。自己責任で片付けられる問題でないからです。一番心配されているのが親御さんでしょう。就職できないはずはないと思っているからです。

特に、団塊の世代の親御さんに、この思いが強いはずです。ご自分は卒業と同時に、正社員として採用されていますから。まずは、彼らを責めないようにお願いいたします。

小泉構造改革は、アメリカ型の市場競争主義と、労働市場の規制を緩和し、弱肉強食型日本経済に変えることでした。その結果は、大企業だけが利益を享受するだけで、中小、零細企業の経営は極度に悪化、企業間格差を生み出しました。なにしろブッシュの市場開放の要求をまる飲みしたわけですから。

中小でも正社員になれるものは限られています。コネがないまじめな彼らは、面接を40~50回繰り返してもふるい落とされました。これでは、自信もなくすでしょう。彼らが悪いのではありません。このような異常な実態を知ることも大事です。

なかには採用する気もなく広告宣伝のつもりで、募集して食い物にしているところもあること耳にします。採否をいたずらに伸ばし、それで交通費さえ払いません。このように企業の倫理観が最初から、ない会社も多く存在します。このような会社に勤めても将来性はありません。傷つくだけですから。

不幸にも選に漏れた学生は、アルバイト、パート、派遣社員などの非正規雇用として、働くことを余儀なくされています。一生懸命がんばっている彼らを、側面から応援することと理解が必要です。

そして、この悩みを解決することは、ただ一つしかありません。日雇い派遣や請負で、理不尽に働かされることが、彼らを窮地に追い詰めていますから、これらを禁止することと、労働法制の規制を強化して、身分の安定を確保してやることが最優先課題と考えます。

いまの政治家はこの実態を知りながら、解決に努力していません。政治を変えることで、はじめて希望が見えてきます。一歩前進するため、次の衆院選がいかに大切か見えてこようというものです。


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