活眼明察日記

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アタマの構造は大丈夫か  「安保防衛懇」北岡伸一座長

2013-10-03 22:29:50 | Weblog
9月30日に開かれた安倍政権の「安全保障と防衛力に関する懇談会」で北岡伸一座長が会合終了後、「これまで日本は悪いことはしないで、軍備はなるべく持たないという消極的平和主義だった」と、意味不明の発言をしたことが報道された。(10/1 朝日新聞)

北岡が言いたいのは、日本には「憲法9条」があるため、せっかくアメリカと軍事同盟を組んでも、世界を舞台に戦えないではないか。そんな日本は平和主義国家とはいえるのか、ということだろう。

余計なお世話である。日本をおいて積極的平和主義国家を標榜する国は、どこの国があるというのか。

安倍や北岡らは、まったく根拠のない「積極的平和主義」という言葉を世間に振り撒き、ひたすら軍備拡張を急ぎ、アメリカと一体になって、緊張を高める「中国包囲網」の完成に意を砕いている。

また、集団的自衛権行使ができないよう、歴代内閣が否定してきた、「解釈改憲」で戦争への道を無理やりこじ開けようとする、とんでもない戦前回帰を願望とする集団でもある。

国民の税金でよからぬ会議を開き、多額の報酬を受け取る北岡ら御用学者が、有識者として同懇談会に名を連ねているが、アタマの構造は壊れていないのか。被害妄想は高じていないのか。しっかりと観察しておくことだ。

先の大戦では、このような突拍子もない連中が仕掛けた結果、日本が「どん底」に陥った経験をいつまでも記憶にとどめておく必要がある。


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