活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

米軍機墜落で傍観者的態度の稲田朋美防衛大臣は何んのためにカーターに会いに行ったのか

2016-09-23 18:49:20 | Weblog
きのう22日、午後2時前、沖縄県東方約150キロの海上で、在沖縄米海兵隊所属の「AV8」ハリアー1機が墜落した。

ほぼ2~3年に一度は墜落する米軍機だが、日本政府は事故の原因を米政府に追及することは、かつて一度もしなかった。きのうの事故についても、政府、防衛省は米政府に抗議することもなく、調査に介入するわけでもなく、ただただ、今までどおり米軍調査を追認することしかしない。日本側の「無能ぶり」にあきれるばかりである。

この事故を受け沖縄県や翁長雄志知事は、「県民に大きな不安を与えたことは大変遺憾なこと。墜落の原因がわかるまで飛行を中止するように」と、日米両政府に抗議した。

一方、訪沖縄中の稲田朋美防衛相は抗議の仕方を知っているのか、知らないのか、役人が書いた文書を棒読みしただけだった。これこそ、心のこもらない傍観者的な立場ではないのか。

日本防衛をつかさどる稲田は卑屈な態度を見せるのではなく、沖縄が言うように、原因究明がされるまで、米政府にAV8の飛行差し止めを求めることだ。先日15日には貴重な税金を使って、カーター国務長官に会ってきたばかりではないか。いま問われているのは、何のための訪米だったのかである。


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