活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

政権に癒着し世情に疎い大手新聞社にはへきえきだ

2014-11-15 20:40:20 | Weblog
読売・産経・日経などの政府系大手新聞社は、経営者をはじめ下っ端まで恵まれた環境下で生活していることが窺われる。

世間ではアベノミクスの逆風で、毎日の生活に汲々としている人たちが多数いるのに、大手新聞社は株高ばかりを強調、いかにもアベノミクスが成功しているかのような記事を、臆面もなく紙面にあふれさせている。

サラリーマンの給料・賞与も前年比増えたことを、「経団連」発表として平気で記事にした。そんな恵まれたサラリーマンは、ひとにぎりである。多分、ひとにぎりの中に大手新聞社も含まれているのだろう。恵まれた環境下にあると、言われるゆえんである。

大手新聞社は若年層から高齢層のサラリーマンが不安定雇用にさらされ、低賃金労働や長時間労働を強いられている現実を告発する記事の一本も載せたことはない。政府や関係団体から都合のいい情報を垂れ流され、検証もしないで競って新聞発表しているだけである。アベノミクスで日々、格差が拡大している実態を少しはリポートしたらどうだろうか。

私は地方紙の読者だ。世の中の不合理を告発している姿勢は、真摯であり感銘を受けることが多い。その使命感と読者に問題提起していることは見事でさえある。

ここで改めて思うことだが大手新聞社の世情を見る目は、完全に腐り切っており、学ぶべきところがほとんどない。しかも「上から目線」である。一方、地方紙は記者の見る目が活き活きとし、新鮮であり、日々、勉強させてもらっている。時の政権に密着して、官僚らが加工した情報を乞い願う、大手新聞社のみっともない姿にへきえきとしている。


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