活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

安倍が村山、小泉談話踏襲できなければ政権は「大崩壊」へと突き進む

2015-02-21 22:22:11 | Weblog
安倍晋三が戦後70年の節目に安倍談話を発表するが、その中身をどうするか、盛んに取り沙汰されている。

安倍本人は歴史を知らないのか、ひとりで判断することが怖いのか、談話発表のための「有識者会議」を先日、立ち上げた。安倍の意に沿う議員を多く起用して、何とか「村山談話」や「小泉談話」と、異なった談話を表明したいらしい。

安倍としては過去の2人の談話、「植民地支配と侵略」「痛切な反省」を語れば、国内右派勢力らが猛反発することから、避けたいところだろう。しかし、そうはいかない。この文言を避けて、談話を発表することは不可能なことである。日本の国際評価は完全に失墜するからである。

集団的自衛権行使の容認を一内閣で勝手に決定したことは、戦後日本が築いてきた平和主義国家を「台無し」にしてしまった。憲法をないがしろにして、「戦争する国」に方向転換したことを、アジア諸国、特に中国・韓国には大きな不信を植えつける結果になった。

マスコミはアジア諸国の日本に対する、疑惑のまなざしを全く報道しないが、今でも日本の戦争責任を問う声は鳴り止んでいない。安倍はこれらを勘案しないで、日本の右派勢力に迎合した談話を発表したら、政権のダメージは計り知れないものとなり、音を立てて「大崩壊」することだけは、間違いのないところである。


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