活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

冤罪多発は検察の幼児化にあり

2011-10-17 18:20:00 | Weblog
検察の劣化は目に余るものがある。最高検は検察が捜査にあたるうえでの、基本的心構えを明文化した「検察基本規定」の原案を明らかにした。

その内容たるや、あまりのおそまつさに開いた口がふさがらない。こんな幼稚な検察官が取り調べしていたわけだから、「冤罪」が減るわけがないことを、改めて思い知らされた次第である。

規定には、捜査にあたるときの10項目の心構えも盛り込まれている。たとえばこうだ。①無実の者を罰しない②公平・不偏不党③冷静で多角的に評価する、などが列挙されている。いずれもあたり前のことばかりが羅列されたもので、中身に新味はまったくない。

これら、当然のことを規定に盛り込まなければ、信用が回復できないということは、いままでの捜査手法が異常だったことを示すものである。検察という特権階級にあぐらをかいて、「罪なき人」を多数、おとしめてきたことへの深い反省が必要である。そうでなければ検察不信は収まることはない。


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