厚生労働省の最低賃金審議会が今年の最低賃金引き上げ額について、きょう28日にも結論を出す予定だ。(7/27東京新聞)
できるだけ安くまとめたい経営者側委員の圧力に厚労省が配慮し、選任された現在の労組側委員。
こうして厚労省から選ばれた労組側委員では、最低賃金のアップはまったく期待できないし、会議そのものが茶番である。
しかも、厚労省がこの会議の傍聴人を排除したことは、テーブルを叩いての真剣な議論がなされないことを、周りに覚られることをおそれた結果のものである。このように考えれば、密室での協議を望んだのは、経営者側でなく労組側ということになる。
いつものことではあるが、議論をリードできないで押されっ放しの、労組側が経営側に最終的に妥協している姿を見れば、なるほどと頷けるはずである。なんと嘆かわしい労組側委員たちだろうか。
増え続けるワーキングプアに歯止めをするどころか、ますます増加させる牽引役を演じる「労働貴族」といわれる労組側委員。そこには、あらゆる労働者の生活向上を、一手に引き受けるという使命感もなければ、自覚もないことが「一目瞭然」で理解できるはずだ。
できるだけ安くまとめたい経営者側委員の圧力に厚労省が配慮し、選任された現在の労組側委員。
こうして厚労省から選ばれた労組側委員では、最低賃金のアップはまったく期待できないし、会議そのものが茶番である。
しかも、厚労省がこの会議の傍聴人を排除したことは、テーブルを叩いての真剣な議論がなされないことを、周りに覚られることをおそれた結果のものである。このように考えれば、密室での協議を望んだのは、経営者側でなく労組側ということになる。
いつものことではあるが、議論をリードできないで押されっ放しの、労組側が経営側に最終的に妥協している姿を見れば、なるほどと頷けるはずである。なんと嘆かわしい労組側委員たちだろうか。
増え続けるワーキングプアに歯止めをするどころか、ますます増加させる牽引役を演じる「労働貴族」といわれる労組側委員。そこには、あらゆる労働者の生活向上を、一手に引き受けるという使命感もなければ、自覚もないことが「一目瞭然」で理解できるはずだ。