活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

厚労省講堂開放を歓迎する

2009-01-02 22:43:26 | Weblog
年越し派遣村へ続々、300人突破 厚労省が講堂開放へ(朝日新聞) - goo ニュース

日比谷公園内に開設された「年越し派遣村」は大晦日に120人、元日に200人を突破し、支援団体は毛布等が不足していることアピールしていた。また学校の体育館の開放も求めていた。

2日には300人を超えたことが報道された。所用があり本日、上京の折り、「派遣村」を訪ねた。この寒風の中、ボランティアの方々がかいがいしく動き回っていた。みんな優しい。

園内での注意事項等をマイクを使い、雇い止めされた入村者たちに説明していたが、みんな、ていねいに聞き入っていた。受付を済ませている間にも、支援物資やカンパを届けてくれる人たちが、大勢駆けつけてくれた。

有楽町駅から公園に向かう途中も、毛布を持参された中年の人や、ハーレーダビッドソンで乗り付けてくれた、ライダーがコメを届けてくれたりと、まことに心強いかぎりであった。

ただ、物資は行き届いたにしても、心配しなければならないのは、この寒さであった。特にきょうは風が強かった。これからも寒くなる一方だ。みんな野宿に慣れているはずもない。命を落とす人も心配された寒さであった。

なんの責任もない人たちが、このような生活を強いられること、帰り道、胸が熱くなった。せめて公共施設を開放するべきと歩きながら思う。

しかし、「派遣村」から比較的近い厚労省が、講堂を開放してくれたとのグッドニュースを聞いて安堵した。5日までというが、雇い止めされた入村者たちや、ボランティアの人たちの苦労を思うと、複雑な気持ちである。

むしろ、これからが本番を迎えるような気がする。頑張って欲しいものである。それにしても、政治家はいったいなにをしているのだろう。休んでいる暇はない。


post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。