活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

改めて原子力委員長の解任を求める

2011-04-09 11:18:58 | Weblog
東電福島第一原発の低濃度の放射能汚染水を、海に放出することを最終的に認めたのは、原子力安全委員会(会長:斑目春樹元東京大教授)である。これを受けて原子力安全保安院が東電に放出することを認めた。

この汚染水放出は、漁業関係者や韓国など近隣諸国に事前通知されることなく、唐突に決定された。いくら低濃度の放射能汚染水だからといって、海に放出することなど許されるはずがない。

この汚染水を放出することで、魚介類への影響調査したのは東京電力だった。案の定、聞き飽きた「魚やワカメを毎日食べても、人体への影響はない」との数値結果を参考に放出を決定したというから、原子力委員会そのものの存在感のなさと、無能ぶりがさらけだされた。

ここで思い出されるのが3月28日、斑目が汚染水が建屋外地下坑道から海に流れ出ていることに関連して、以下のような無責任発言していたことである。

「どのような形で処理できるかの知識がない。原子力安全・保安院で指導してもらいたい」。(3/29朝日新聞)と言い放った。これほど無責任な男はいないだろう。

保安院を指導する立場にありながら、自己の職責を放棄する日本一の「無責任男」が委員長とはちゃんちゃらおかしい。環境汚染に手を貸し、国内外の不安を増長させた責任は棚上げされたままだ。政府が解任にもたもたすれば、日本の信用が傷つくばかりである。


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