活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

都知事選、 「給与は上がった」とデマ流した日本政府

2014-02-19 21:52:06 | Weblog
政府は2月9日投開票の東京都知事選を前にした2月5日、昨年2013年中に支払われた、労働者の月間平均給与は3年ぶりに増加に転じたと発表した。

しかし、これがまったくの「うそ八百」だった。厚労省が都知事選の終わった、きのう18日、実は3年連続して給与は下落していたと、修正の発表をしたからだ。

このことは、政府が都知事選の真っ最中に、舛添要一候補を勝たせるため数字をねつ造、アベノミクスが広く浸透していることを宣伝、票集めに最大限利用していたことになる。

そして、政府自らが都知事選で情報操作していたことになる。この情報操作で、舛添要一は2,113千票を獲得。2位以下に大きく差をつけて圧勝した。

これほど手の込んだ情報操作はないだろう。しかも安上がりである。選挙戦用に統計数字を悪用し、うその発表を垂れ流す様は、「大本営」と手法が酷似する。

欺瞞に満ちた政府発表は、今後も続々と展開されるから、だまされないようにいつも「心の用心」するしかない。