民主党が18日、綱領案を発表した。政権に再挑戦することが記載されてはいるが、実現への本気度はまったく感じられない。こんな馬鹿げた綱領案を24日の党大会で正式承認するというから、あきれたものである。「一夜漬け」の議論とも思えるお粗末さはこうだ 。
民主党は「生活者」や「消費者」、「働く者」の立場に立ち、既得権と戦う政党と位置づけているが、大飯原発再稼働や消費増税に突っ走った反省は見られない。増え続ける貧困や非正規雇用にも対応することはなかった。これでどうして生活者目線に立てるだろうか。この政策を進めたのが野田佳彦、前原誠司ら保守を自認する勢力である。これら保守勢力を追放できない限り、既得権に立ち向かう政党に脱皮することは到底無理である。
憲法問題でも未来志向の憲法を構築するとしているが、「改憲」を前提にしているから、「まがい物」を臆面もなく差し出す、党の体質は相変わらずのままである。これも野田・前原らに配慮している民主党のいかがわしいところである。
このように配慮した背景は保守系議員から、「私たちは自民党との保守二大政党をつくるつもりで活動してきた」との意見を採り上げた結果にある。何のことはない。国民が望みもしていないことを、保守系議員らは勝手に都合よく解釈して、議員活動をしていたのだ。
民主党がこういう体たらくぶりだから、まとまらない訳けだ。国民が小泉自民党の「構造改革」に反発して、政権交代ができたことをすっかり忘れてしまった党執行部たち。自民党と共同歩調するような不埒な議員は要らない。
そして、忘れてならないのは小沢一郎の「追い出し劇」を演じたのも野田・前原ら保守系議員たちだった。小沢に叛旗を翻した彼らの罪状がいかに重いか、徹底追及しない民主党では、今後の再生などありえない。
民主党は「生活者」や「消費者」、「働く者」の立場に立ち、既得権と戦う政党と位置づけているが、大飯原発再稼働や消費増税に突っ走った反省は見られない。増え続ける貧困や非正規雇用にも対応することはなかった。これでどうして生活者目線に立てるだろうか。この政策を進めたのが野田佳彦、前原誠司ら保守を自認する勢力である。これら保守勢力を追放できない限り、既得権に立ち向かう政党に脱皮することは到底無理である。
憲法問題でも未来志向の憲法を構築するとしているが、「改憲」を前提にしているから、「まがい物」を臆面もなく差し出す、党の体質は相変わらずのままである。これも野田・前原らに配慮している民主党のいかがわしいところである。
このように配慮した背景は保守系議員から、「私たちは自民党との保守二大政党をつくるつもりで活動してきた」との意見を採り上げた結果にある。何のことはない。国民が望みもしていないことを、保守系議員らは勝手に都合よく解釈して、議員活動をしていたのだ。
民主党がこういう体たらくぶりだから、まとまらない訳けだ。国民が小泉自民党の「構造改革」に反発して、政権交代ができたことをすっかり忘れてしまった党執行部たち。自民党と共同歩調するような不埒な議員は要らない。
そして、忘れてならないのは小沢一郎の「追い出し劇」を演じたのも野田・前原ら保守系議員たちだった。小沢に叛旗を翻した彼らの罪状がいかに重いか、徹底追及しない民主党では、今後の再生などありえない。