不当な支配

自民党古賀俊昭、自民党田代博嗣、民主党土屋敬之３都議の養護学校視察時の発言が教育への「不当な支配」、養護教諭を処分した都教委を裁量権の乱用とした東京地裁の判決が出ました。

性教育めぐる都議の視察「不当な支配」　東京地裁認定（09.03.13朝日抜粋）

東京都内の養護学校の元教諭らが都議３人と都などに損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁（矢尾渉裁判長）は１２日、慰謝料計２１０万円の支払いを３都議と都に命じる判決を言い渡した。０３年に学校を視察した都議らが性教育を実践していた教諭を非難したことが教育への「不当な支配」にあたると指摘。都教委が教諭らを厳重注意したことも裁量権の乱用と判断した。

この無知な３都議と都教委職員は、「人」を「子ども」、「障害のある子ども」と観ていることが読めます。
また、都教委職員は教育現場への「不当な支配」を排除する責務がありますが、本当に無知丸出しです。
将棋脳や筋肉脳の方を教育委員とする行政委員会ですから。

無知な３都議と都教委職員は、あのグロテスクな都庁と都議会議事堂を具現しているようです。



2006年に教育基本法は改悪されました。
権力が立法によって、「不当な支配」をすることが可能になりました。

旧教育基本法
第10条　１　教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである。

改悪旧教育基本法
第16条（１）教育は、不当な支配に服することなく、この法律および他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担および相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならないこと。