Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

伊藤和也 拉致

2008-08-26 17:39:35 | 憲法・非戦・平和
当ブログにリンクを貼っています「ペシャワール会」の、現地の伊藤和也ワーカが拉致されたと報道されました。

外務省邦人テロ対策室によると、26日午前、アフガニスタン東部ジャララバードで活動する非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の職員、伊藤和也さん(31)が何者かに拉致されたと、国連機関を通じて在アフガニスタン日本大使館に連絡が入った。同省が事実関係を確認している。(08.08.26毎日新聞HPより)

現地は悪化しており、撤退も視野にいれていると会報等に書かれていましたが、非常に残念な事態となりました。


ペシャワール会 現地報告 No.121農業計画進捗報告より(ペシャワール会HP)



歌垣

2008-08-24 09:07:43 | 異形の滓
異形の滓 その9

「古事記の起源」(工藤隆 中公新書)を読む。
古事記については、様々な書籍を読みましたが、原典そのものが読めないことが、僕的にはネックとなっています。

天皇氏族は、中国国家の側から見れば少数民族としての「蛮夷」だったが、日本列島の内側だけで見れば、中国での漢族すなわち優勢民族の位置にあった。その結果『古事記』は、全体としては、優勢民族としての天皇氏族の視線で覆われることになった。(57P)

天皇制に対して、良識あるスタンスで書かれています。

古事記には、天皇氏族の歌垣について書かれていますが、雲南省剣川の石宝山宝相寺境内の歌垣が6時間弱続いた、を初めとして、日本国内の歌垣に触れており、現存している口誦表現に連なる視点は、新鮮でした。



商い仲間の飲み会で、豚串を食しましたが、異様な堅さに歯に違和感を覚えました。
案の定、翌朝歯痛に見舞われ、痛み止めで過ごしました。
今朝、懸かり付けの歯科医の治療を受けてきました。

彼女曰く、「ヤブなんだから、後輩だからと義理立てしなくとも・・・」


主体思想

2008-08-22 06:39:49 | 異形の滓
異形の滓 その8

「北朝鮮は、いま」(石坂浩一監修 岩波新書)を読む。
本書は、政治・外交編、経済編、社会・文化編の3部構成となっています。

主体思想の原理と体系から先軍政治が導き出されたわけではなく、先軍が新たな体制原理として説明されている。(25P)

主体思想はなにも生み出さず、ただ追認するだけの権威付けの空虚な位置付けであり、内部崩壊を誘引するのではと考えられます。


強制連行について

昭和34年7月13日(月)朝日新聞12版の記事です。



『登録されている在日朝鮮人は総計61万人で、関係各省で来日の事情を調査した結果、戦時中に徴用労務者としてきた者は、245人にすぎず・・・』と書かれています。

記事のソースである外務省の「在日朝鮮人の引揚に関するいきさつ」を確認したいものです。


切れ

2008-08-20 05:57:41 | 異形の滓
異形の滓 その7

角川学芸「俳句歳時記」を購入。
文庫版5冊が、合本となったものです。

他社の歳時記(分冊)は持っているのですが、例句を一気読みし「切れ」を会得しようと、安易な考えからです。

素人には、「切れ」の明確な句はわかりますが、どうもそうでない句が多々あります。

自分自身、俳句は「呼吸」みたいに考えているところがあります。
この歳時記には約2万句が例句としてあります。

1日もあればと読み始めたのですが、100句あたりで閉じました。
「思考の呼吸」であることに気付きました。



気長に読むこととしました。


玉石混淆

2008-08-19 06:26:38 | 異形の滓
異形の滓 その6

08.08.16朝日で4ページに渡っての「特集 新書を読もう」を読む。
岩波新書が誕生して70年になるとのこと。

当ブログ08.07.14「関係性の開示」に書きましたように、新書は「時間潰し」で読みます。

教養とか啓蒙とかには縁のない雑読ですが、読後感が「オッ」と思った新書が、2冊取り上げられていました。

日本の統治機構(飯尾潤 中公新書)
生物と無生物のあいだ(福岡伸一 講談社現代新書)

岩波新書では期待できない、ある種の素養的興奮がありました。



岩波新書というより岩波書店の玉石混淆は、どうしたのでしょうか。