Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

本屋の書棚の前で

2009-02-16 06:36:57 | 未分類
ちょっと一服

品格

相変わらず、品格(品位、気品等)を冠した駄本が、一説には優に200種を超えたとか、書棚の貴重なスペースを占拠しています。

つい笑ってしまったのは、坂東真理子の「女性の品格」(PHP研究所)を目にしたときです。
昭和女子大学学長の坂東真理子は、同大学の校訓「高き識見」とは無縁のようで。

「高き識見」を持つべき学長自ら、「安っぽいハウツー本」を書いて、同大学の子女教育の質を貶めていると考えます。


血液型

ブラジル人の9割はO型と言われ、血液型占の類が無意味なことを物語っています。
「AB型自分の説明書」が売れています、暇潰しなのでしょう。
女性蔑視のタイトル「AB型女の取扱説明書(あさ出版)」を目にした時は、唖然としました。

たった一人しか存在しない個性ある人間の「取扱説明書」とは、世も末ですね。
出版社も出版社ですが、書棚に並べる店員も店員です。

*僕の血液型はABのため、AB型としました。

知性

タイトルを見てニャとしたのが「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない(文藝春秋)」です。
以前、国民性の調査もので、米国人は自らの国民性を「知的」と考えているとあり、笑ってしまったものです。



昨日の朝日新聞「耕論」(09.02.15)に『品格ってなに?』のテーマ-で、???泉麻人、保守オバサン桜井よしこ、日本語おじさん金田一秀穂が短文を寄せています。
日本語おじさんの「レッテル張って思考停止に」がまともでした。

で、メモしたいことは、日本語おじさんついでに、教科の「国語」(National language)という語彙です、なぜ「日本語」(the Japanese language)としないのでしょう。

敗戦後、「国史」が「日本史」と改められ、『国粋主義』を払拭したのに。