Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

地球寒冷化

2009-02-07 07:39:28 | 地球温暖化
駄本

帯のコピーと著者丸山茂徳のプルームテクトニクスを知っていて購入したのが、
「科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている」(宝島社新書)です。

当ブログで何度か、「地球温暖化」について、IPCCの報告書、二酸化炭素犯人説に疑問を呈してきました。(主犯は、水蒸気だと考えています。)

第一章は、東工大の理学研究流動機構における研究成果で、気温に大きな影響を与える要素5つのうち一番影響の大きい「太陽の活動」(デンマークの科学者ヘンリク・スペンスマーク仮説)について検証結果が述べられています。
太陽活動、宇宙線、雲量の関係から温暖化と寒冷化がサイクルしており、2035年にかけて気温の低下が進み、その兆候は2015年から2020年に明確になると。

素人にも分かり易く書かれていましたが、何点か引っ掛かる表現が気になりました。
「~不思議でない。」(53P59P)との表現で、「~です。」とか「~だ。」と表現すべきです。

第二章以降は、「トンデモ系」になっており、読むに耐えない質です。
地球温暖化で、マルサスを援用して人口急増問題、化石燃料の枯渇、地球寒冷化、そして「世界統一国家」の樹立へと一直線です。

例えば、人口過剰問題にしてもマルサスの「自然的問題」を是とし、マルクスの「社会的問題」の視点が欠落、さらにこのふたつの流れの限界、展望の思考が欠落している有様です。

まあ、専門外に手を出すと、悲惨になる典型の駄本です。



今回ゲットしたGT-R(右側)です。
JT缶コーヒーのおまけのチョロQです。