Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE812. 氷河期到来かのような

2013年12月13日 | Shinkansen commuting
 毎日7時代に家をでる生活が続いている。
 月曜日は、いつもと同じペースで講義をしていたけど、どこか意識が空回りし精神的に不安定な1日だった。火曜日は耳の後ろの神経通で、物事を考えるどころではない。水曜日は、あまりの寒さにあらゆる意欲を消失した。こうした不調の原因は、もちろん冬の寒さに身体が対応できていないことだ。
 そこで木曜日は早出をやめて、朝、近所のマッサージにかかった。それからマイペースで出勤だ。こちらは自由裁量労働者だから、働く場所と時間は自分で決めることができる。いつもと同じ時間に出勤しても、論文の執筆という仕事が進むわけではないことを痛感した。それに今週は、三ヶ月ぶりにクロッキー教室に通った。ひさしくドローイングをしていなかったのも不調の原因かもしれない。
 何かを発想したり思いついたりとといったクリエイションに関わる仕事というのは、本来わがままなのだろう。あるときは手が着かず、またあるときは没頭して気がつけば徹夜だったといった具合に。
 連日最高気温が10°以下の寒さになった。朝出かけるときは、大げさに言えば氷河期到来かのような、と形容したくなる寒さだ。
 
新幹線・米原-岐阜羽島
OLYMPUS PEN E-P5,LETCA MACRO ELEMARI T 45mmF2.8
ISO400,露出補正-0.3.f2.8,1/8000
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PEN LIFE811. 冬が来る

2013年12月10日 | Shinkansen commuting
 月曜日は授業ラッシュと雑用の一日に学内を走り回り、超ハッスルする。当然夜には、気力喪失で帰る。茫然自失というのは、こういう状態を言うのだろう。師走とはよくいった!、たしかに先生も走る、それも空しいロードを。
 夜、ビーフジャッキーをかじりウィスキーを飲みながら、ようやくブログを書いている。実はiPhoneを充電させるためにパソコンを立ち上げているのであって、ブログはついでなのだけど。
 ここで話題つきる・・・。
 火曜日の朝は、いつもの新幹線で車窓の景観を観察。厚いまだらな雲が天気の変わり目のようだ。それはまぎれもなく冬が来るという証左だ。
 大学では、論文の添削をしていたらすでに昼、午睡して院生のデータ解析に付き合う。眠いので珈琲を飲みにゆく。ようやく頭が冴えてきたと思ったらもう夕方。旅に出た時のような夕方の光が懐かしい。もう陽は暮れるのかいな。早いぞ。
 夕方から、耳の付け根が神経痛だ。頭のそばだから、考えると同時に神経通というのはなんともやりきれない。そうか寒いせいか。
 明日の朝は冷え込むという予報だ。そんな冷え込んだときに家を出てくるのだから、もう言葉にもならない。寒いぜ、暖房で暖まっている研究室にたどりつくと一息つく。そんな冬の毎日だ。

新幹線・米原-岐阜羽島
OLYMPUS PEN E-P5,LETCA MACRO ELEMARI T 45mmF2.8
ISO200,露出補正-0.3.f5.6,1/8000
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PEN LIFE810. パイプ煙草

2013年12月08日 | Kyoto city
 四条通のタバコ屋でCaptain Blackを調達して、さてどこで一人心置きなく一服するかと思案していた。ドトール珈琲は満席、ええっと、前から気になっていた珈琲屋。あの階段を降りた地下の妖しげな空間、オタフク珈琲店へ。
 ここは正解。パイプ煙草には、ライターよりもマッチの方がよく火が付くのですね。しかもお店特製の マッチ箱があるではないか。早速パイプ煙草で一服だよ。パイプの似合う小さな地下のクラシック喫茶店だ。
 だから、ここはひいきにしたいですね。お客の大半はおなじみ様ばかりのようだ。こういうクラシックな小さなお店は、観光客に知られては入れなくなるので、隠しておこう(笑)。観光客には、フランソア喫茶店があるではないですか。あっちいってよ。
 でもこのお店特製の超レトロなマッチ箱いいよね。大学に置いておくか。マッチ箱があるとパイプで吸いたくなる。京都には、クラシックなインテリアとパイプ煙草がよく似合う。
 最も、パイプを吸うのは、気取っているわけではなく紙巻き煙草が大変高くなったので、倹約の意味の方が大きいけど。費用は1/10位以下ですからね。

京都市・オタフク珈琲店
OLYMPUS PEN E-PM2,M.ZUIKO DG 12mmF2
ISO1600,露出補正-0.3.f5.6,1/80
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PEN LIFE809. 完成度の高い吉野家の牛丼

2013年12月07日 | Kyoto city
 先日日経MJ新聞で、牛丼の吉野家の厨房体験記事をよんだ。それで思い出したのだが、昔吉野家の厨房を垣間見た記憶がある。一応デザインの仕事をしているから、厨房の基本的な構成というのは理解しているのだが、そういう眼からみて特異だった記憶がある。
 日経MJの体験記事は、牛丼を一番美味しい状態で提供できる厨房の設えであり、言い換えれば牛丼以外のものをつくることができない厨房システムでもあり、それは大変合理的な構成になっている。そして美味しく食べられる時間というのは、限りがある。だから価格を下げてでも多くの人に食べに来てもらいたいというのが、吉野家の意図だとまとめていた。私の理解を裏付けするような記事である。
 そういえば、過去に牛肉輸入問題で、アメリカ産牛肉がはいってこなくなった時期に、牛丼が提供できなかったことがあった。アメリカ産牛肉でなければ生み出せない吉野家独特の味なのであろう。それだけ味の完成度が大変高いということになる。
 そうか、つつしんで感謝していただかなければならない料理だ。そんな完成度の高い料理が、学食よりも安い僅か280円で食べられるという信じがたい状況になった。そして最近牛鍋も登場した。特異な厨房システムを変えずに、そのメニューを一つつくるだけで大変なことだったのだろうと推測する。
 だから、一流レストランで食事したのと同じぐらいに、大変完成度の高い吉野家の牛丼であることを、もっと誇りに思っていただいてもよいと私は思う。料理の上手だった家のお袋も、おいしいと言っていた吉野家の牛丼である。

京都市・南禅寺三門
OLYMPUS PEN E-PM2,M.ZUIKO DG 12mmF2
ISO200,露出補正-0.3.f5.6,1/640
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PEN LIFE808. 本日の唯一の娯楽

2013年12月05日 | Kyoto city

 最近、新型一眼レフの登場が相次ぐ。OM-DE-M1などは、E-M5から成熟したところが個人的には一番良いかと思う。まあ節分が過ぎた頃に調達を考えよう。当然バッテリーグリップ付きだ。標準ズームレンズも合わせて。
 ソニーのアルファ7sなんかも軽くていいよね。フルサイズでありながらミラーレスなのでボディが薄い。それでいて比較的安価だ。あいにく私はミノルタのレンズシステムがないので手が出ない。
 どちらもローパスフィルターレスなんだな。あとはFUJIなんかもマニアックなボディだ。フジは発色がよいので好感が持てる。それにLUMIXGM。マイクロフォーサーズでここまで小さくなったかというのが驚き。次のPEN miniなんかに期待してしまう。いやはや技術開発の進化を痛感させてくれる。
 それにニコンDfだろ。マニュアルに徹した作り方は、好感がもてる。ただし重さは軽いのに、ボディが大きく、どこかスカスカという感じはいなめない。小さく、重くというほうがニコンF3のように緻密な感じがしていいんだけどね。
 あら、なんか欠けていると思ったらキャノンの新機種がない。あのがっちり体系化したEOSシステムは、容易にイメージの違う新機種を加えるのが難しいのだろうか。それとも何か考えているのかな。
 そんなことを考えながら、帰りしなにヨドバシカメラで遊んでいたのさ。本日の唯一の娯楽というべきか。明日からは、講義も研究もダブルヘッダーで仕事をしなければならないので、大変忙しいからブログは一日おきと予め宣言する。さすがに先生も走りまわる師走だな。さて明日は朝から講義だ。気分はやれやれなんだけど。

京都市・詩仙堂
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG 35mmF1.8
ISO200,露出補正-0.3.f1.8,1/4

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PEN LIFE807. しまりのない話

2013年12月04日 | Kyoto city
 今日は研究員と名古屋駅でお酒だった。しかし名古屋駅周辺も居酒屋が皆無である。もちろんチェーン店の居酒屋は奥に行けばあるが、狭いところにびっちり座らされるので、これは勘弁願いたいといつも思う。やはり4人掛けのテーブルを二人で占拠する方が精神的には楽だ。
 本来チェーン店というのは、安い分だけ狭いところに人を数多くかき集めるという経営モデルなんだろうと思った。もちろんそんなところに、私が行くわけがない。
 実は京都も最近そんな傾向がある。例えば赤垣屋という老舗の居酒屋なんか超満員でとんでもないところに人が座らされている。それは観光客が多いからなのだ。こんな地場の居酒屋まで、観光客はこんでもええと思うが。そんなわけで、京都で飲むときはやはり午後9時すぎがいいのではと思う。
 そういえば名鉄のなかにあるアスターは、やはりスープの味が安っぽくなった。銀座アスターのスープは、本来美味しかったのだが、どうも名古屋向きに味を変えたようだ。メンも味がしみこまず美味しくなく、まさに 三流ラーメン屋の味になってしまった。こんど久屋大通のアスターにいってみよう。名古屋で東京・銀座の味をたしかめようなんて、そもそも無理筋な話なのだが。
 そんなこんなで、名古屋で宴をして、今週はもうお酒はいいやと思うぐらいに、弱くなった。さてあすからは、また忙しい日々か続く。
 今日は、酔っぱらっているので、しまりのない話である。

京都市・南禅寺
OLYMPUS PEN E-P5,LETCA MACRO ELEMARI T 45mmF2.8
ISO500,露出補正-0.3.f2.8,1/100
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PEN LIFE806. 機材談義

2013年12月03日 | Kyoto city

 これも嘘だー!、と言いたいぐらいに彩度の高い発色。見た目には綺麗だが、実際の発色とは違う。それでも1/3というスローシャッターにも関わらず、ぶれていないというのは、やはり手ぶれ補正のおかげか。随分進化したPENだこと。
 今日は、帰りしなにニコンDfを触っていた。ダイヤルに依存するマニアックなフルサイズ・デジタル一眼レフだ。ファィンダーが明るくて見やすく、標準レンズを付けたり、手元のツァイスレンズを付けマニュアルで撮影するのにはとてもいいよね。
 だが もう10年早く登場すればよかったと思う。 フィルム時代のニコンデザインの良さを実際に使って知っていると、Dfはボディが厚すぎで、あえていえば不格好このうえない。それに今のニッコールレンズから絞り環をなくしてしまったのだから、今更こういう機材の登場は遅すぎたですね。
 OM-DE-M1に手を伸ばすと、やはりこちらの方がデザインもスリムで良いし、それにサクサクと動き、新標準レンズも歪曲収差が少ないようで、なかなかええんではないかなと思い、ニコン負けているぞ。
 やはりローパスフィルターレスのニコンDfのグッドデザインを安価版でだせばよかったのにと思う。どこかミラーレス一眼レフに押されているニコンである。ニコンFからの元ニコンユーザーとしては寂しい限りだ。いまもニコンFとF3は大切にしまってある。
 撮影機材がデジタルになっても撮影の基本は、かわっていない。だから従来通りダイヤル操作でもなんら不都合はないし、交換レンズには絞り環があって当然だよ。だっていまだにライカ・システムなんかほとんどスタイルがライツ時代から100年近く変わらないよ。1枚のカットがきちんと撮影できて、半永久的に保存ができるというのが、重要なポイントだと私は思うけど。
 今日は機材談義になってしまった。

京都市・詩仙堂
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG17mmF1.8
ISO200,露出補正-0.3.f1.8,1/3

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PEN LIFE805. 京都人しますか・・・

2013年12月01日 | Kyoto city
 今年秋のJR東海の「そうだ、京都行こう」のポスターは、南禅寺天授庵の庭から撮影した三門である。
 京都のお寺は、毎年ポスターにするぐらいに様々なアングルが得られ、いまだに多彩なランドスケープを提供してくれる。
 私はなんとか閉門間際の三門に上がり、JRのポスターとは反対方向をみているわけだが、やはり天授庵の紅葉は半分以上が落ちていた。
 さて今日から12月、あちゃ!、お地蔵さんとお稲荷さんのお花をとりかえなきゃ。さてお花の買い出しにゆくか。年末はつまらない用事から始まる。こういう小さな用事をかたづけないと後々面倒になってやらなかったりする。それでは町内から非難囂々なので、こういうところをきちんとやるというのが京都人らしい。
 京都の街を歩けば、お地蔵さんが数多くある。それらは、いつもきちんと手入れされお花が添えられている風景にビジターは、少しは京都らしさを感じるだろう。だがそれは、町内にお当番の人がいて、毎月2回決まって掃除をしたりお花を取り替えているのである。そういう面倒なことを、マンション暮らしでお気楽な生活をしているあなたはそんな役目をしますか!。ビジターの京都らしさなどポスター同様に、実にご都合主義的で無責任なモノさ。
 さて寒くて面倒なんだけど、お花取り替えて、それからお火焚祭の決算報告書を作成して回して、それからあとなんだったかな、さてわては京都人しますか・・・。
 
京都市・南禅寺三門
OLYMPUS PEN E-P5,LEICA MACRO ELEMARIT45mmF1.8
ISO200,露出補正-0.3.f2.8,1/100
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